AirPodsは完全防水ではなく、特に**AirPods(第1・2世代)**は耐水性能がなく、**AirPods ProやAirPods(第3世代)**であっても「耐汗・耐水(IPX4相当)」にとどまり、水没には弱いです。もし水に落としてしまった場合は、以下の手順で対策・対処を行うのが重要です。
1. すぐに取り出す
- 水に落としたらすぐに拾い上げることが第一です。
- 長時間水に浸かると基盤がショートしやすくなり、復旧が難しくなります。
2. 電源や接続を止める
- iPhoneやiPadとのBluetooth接続を切断しておく。
- ケースやイヤホンに通電(充電)させるのは絶対NG。
→ 水分が残ったまま通電するとショートの原因になります。
3. 外側の水分を拭き取る
- 柔らかい布やティッシュで優しく拭く。
- マイクやスピーカーの穴を強くこすらない。
- エアダスターやドライヤーで風を当てるのは避ける(内部に水を押し込む可能性)。
4. 内部の水分を抜く
- 下向きにして軽く振る:スピーカー側を下にして、自然に水を出す。
- 乾燥剤を使う:シリカゲルを密閉袋に入れ、その中にAirPodsとケースを一緒に入れて数十時間放置。
- 米びつに入れる方法は昔から知られていますが、米の粉が入るリスクがあるため、乾燥剤の方が安全です。
5. 乾燥時間を確保する
- 最低でも24時間以上は乾燥させる。
- 可能なら48〜72時間放置するとより安全。
- 焦って充電したり電源を入れないことが肝心。
6. 完全に乾燥してから動作確認
- 音が正常に出るか、マイクが使えるかを確認する。
- 音がこもる場合はまだ内部に水分が残っている可能性があるので、さらに乾燥させる。
7. それでも復活しない場合
- Appleの保証対象外(通常の1年保証やAppleCare+では水没は基本的にカバーされない)。
- ただし、片耳だけの交換が有償で可能。
- AirPods Pro:約12,000〜13,000円/片耳
- AirPods(第3世代):約9,000円/片耳
- AirPods(第2世代):約7,000円/片耳
- ケースが水没した場合も同様に有償交換可能。
予防策
- 雨の日や運動時は防水ケースやシリコンカバーを使う。
- 水回り(お風呂、プール、台所など)では使用を控える。
- 汗に強いとはいえ「耐汗」レベルなので、ランニング後は必ず拭いて乾燥させる。
✅ まとめ
AirPodsが水没したら「すぐ取り出す → 充電禁止 → 乾燥 → 数日放置」が鉄則です。早まって充電すると故障が確定してしまうので、とにかく自然乾燥を優先してください。
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