「AirPodsの音が途中で止まる」現象は、通信トラブル・ソフトの不具合・センサー誤作動・バッテリー問題 など複数の要因が考えられます。よくあるケース別に詳しく解説します。
1. 通信関連の原因と対処
AirPodsはBluetooth接続なので、通信が乱れると音が止まります。
(1) Bluetooth干渉
- Wi-Fiルーター、電子レンジ、他のBluetooth機器の影響で音が途切れることがある。
対処法: - 混雑した場所では一度離れる。
- 近くの不要なBluetooth機器をオフにする。
(2) 接続先の確認
- デバイスが複数のオーディオ機器に接続していると、AirPodsとの通信が不安定になる。
対処法: - iPhoneなら「コントロールセンター」→「AirPlay」でAirPodsが選択されているか確認。
- PCならサウンド設定で出力先をAirPodsに固定。
(3) 再接続
- Bluetoothをオフ/オンしてAirPodsを再接続。
- それでも改善しなければ「登録を解除」→再ペアリング。
2. センサー関連の原因と対処
AirPodsには耳検出センサーがあり、誤作動すると音が止まります。
(1) 自動耳検出の誤作動
- 耳の形や動き、センサー汚れで誤検出し、一時停止される。
対処法: - iPhoneの「設定 → Bluetooth → AirPodsの詳細」から「自動耳検出」をオフにしてみる。
- センサー部分を柔らかい布で清掃。
3. バッテリー関連の原因と対処
(1) 充電不足
- 左右どちらかのAirPodsのバッテリーが切れかけると片耳だけ止まる、あるいは全体が途切れる。
対処法: - ケースとAirPodsをフル充電してから使用。
(2) バッテリー劣化
- 使用年数が長いと、片耳だけ先に電池が切れて停止する。
対処法: - Appleサポートでバッテリー交換を検討(AppleCare+加入なら安価で可能)。
4. ソフトウェア関連の原因と対処
(1) iOS・アプリの不具合
- 特定のアプリ(SpotifyやYouTubeなど)だけで止まる場合はアプリ側の問題。
対処法: - アプリを再起動または再インストール。
- OSを最新バージョンに更新。
(2) ファームウェア更新
- AirPodsのファームウェアが古いと接続安定性が悪いことがある。
対処法: - iPhoneに接続した状態で充電ケースに入れ、近くに置くと自動的に更新される。
5. 物理的な要因
- フィットの問題:運動中にAirPodsがずれてセンサーが反応し音が止まる。
- タッチ操作の誤作動:AirPods ProやAirPods (第3世代) の感圧センサーに触れてしまう。
対処法:
- 装着位置を調整。
- 必要なら感圧センサーの設定を変更(iOSのAirPods設定から操作方法をカスタマイズ)。
6. 最終手段
- リセット:ケースの背面ボタンを15秒長押しして初期化、再ペアリング。
- 他のデバイスで確認:iPhone・iPad・PCで試し、同じ症状が出るか確認。
- Appleサポートに相談:繰り返し発生するならハード不良の可能性大。
✅ まとめ
AirPodsの音が途中で止まる場合は、
- 通信環境の確認(干渉・接続先・Bluetooth再接続)
- 耳検出センサーの誤作動対策(設定変更・清掃)
- バッテリー確認(充電不足・劣化)
- アプリ・OS・ファーム更新
を順番に試し、それでも改善しなければ リセット → サポート相談 という流れが有効です。
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