AirPodsが壊れた場合の対策・対処法を詳しく解説します。状況に応じて、自分で対応できるもの・Appleサポートに依頼するもの・買い替えを検討するものがあります。壊れ方によって適切な対応が異なるため、段階的に整理します。
1. まずやるべき確認
壊れたと感じても、単なる接続や設定の問題である場合があります。
1-1. 接続・認識の確認
- Bluetooth接続が切れていないか確認
- デバイス(iPhone/Android/Mac/Windowsなど)でAirPodsが認識されているか確認
- 両耳どちらかしか聞こえない場合は、左右別に充電ケースに入れてリセット
1-2. 充電確認
- AirPods本体および充電ケースの残量を確認
- 充電端子にゴミや汚れがないかチェック(端子接触不良で充電されないことがあります)
2. 軽度のトラブルへの対処
2-1. 音が出ない・片耳しか聞こえない
- 再起動や再接続を試す
- iPhoneの場合:設定 > Bluetooth > AirPodsを選択 > 「このデバイスの登録を解除」して再ペアリング
- 充電ケースに片耳ずつ戻して再度ペアリング
2-2. 音量・音質異常
- デバイスの音量設定やイコライザー設定を確認
- イヤホンの穴に耳垢やゴミが詰まっていないか清掃
2-3. 充電できない
- 充電ケースとAirPodsを乾燥した場所で確認
- LightningケーブルやQi充電器の別ケーブル・別充電器で試す
3. ハードウェア故障の場合
3-1. 保証期間内の場合
- Appleの1年間保証、AppleCare+加入なら保証が適用される
- 故障状況に応じて、無償修理または交換が可能
- Apple Store、Apple正規サービスプロバイダ、オンラインサポートから手続き
3-2. 保証期間外の場合
- 修理対応は有償になる(片耳・ケースごとに費用が異なる)
- Apple公式の「AirPods修理・交換サービス」を利用可能
- 目安料金:
- AirPods(片耳)修理:約7,000〜9,000円
- AirPods Pro(片耳)修理:約9,000〜12,000円
- 充電ケース修理:約6,000〜8,000円
- 費用が高い場合は新品購入を検討するほうが現実的
4. 水没・水濡れの場合
- AirPodsは防水ではない(AirPods ProはIPX4:汗・飛沫対応)
- 水に濡れた場合:
- すぐに電源を切り、充電しない
- 乾燥した場所で24時間以上自然乾燥
- 吸湿剤(シリカゲル)で乾燥させると効果的
- 水没による故障は保証対象外が多い
5. 自分で分解や修理は避ける
- AirPodsは精密機器であり、自分で分解すると保証が無効
- 小さな部品やバッテリーが取り出せず、修理が困難
- 修理はApple正規サポートか、Apple認定サービスプロバイダに依頼する
6. 壊れにくくする予防策
- 定期的にイヤホンと充電ケースの端子を清掃
- 高温多湿・水没・強い衝撃を避ける
- 専用ケース・カバーを使って落下や傷を防ぐ
- AirPods Proの場合、イヤーチップのサイズを確認して耳に合ったものを使用
7. まとめ
- まず接続・充電・設定の確認
- 軽度トラブルは再ペアリングや清掃で対応
- 保証期間内はAppleサポートで無償修理/交換
- 保証外は有償修理か買い替えを検討
- 水没や衝撃による故障は自己責任
- 自分で分解しない、定期メンテナンスで予防
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