【ファミマ】コンビニでトイレだけ借りるのはアリ？【セブンイレブン・ローソン】

コンビニでトイレだけを借りることは、状況によって問題になる場合とならない場合があります。それぞれの視点から詳しく解説します。

1. 法的な問題はあるか？

基本的に、コンビニのトイレは店舗の所有物であり、店舗の判断で自由に利用を許可・制限できます。法律的に「トイレだけ借りるのが違法」ということはありませんが、「不退去罪」（刑法130条）に注意が必要です。例えば、店員に「利用禁止です」と言われても居座れば、法的に問題となる可能性があります。

2. 店舗側の視点（ビジネス・経営的観点）

コストの発生
トイレは清掃・水道・トイレットペーパー代などの維持費がかかります。商品を購入しない利用者が増えると、店舗にとって負担になる可能性があります。

防犯上の懸念
一部の地域では、トイレを利用するだけの人がゴミを置いたり、長時間居座ったり、場合によってはトラブル（落書き、器物損壊など）を起こすことがあります。こうした理由から**「トイレ利用はお客様のみ」**とする店舗もあります。

混雑時の問題
特に人通りの多い店舗では、トイレだけ利用する人が増えると、お金を使う客が利用しづらくなります。


3. 利用者の視点（マナー・道徳的観点）

「お互い様」の考え方
緊急時にトイレを借りるのは仕方ない場合もあります。多くのコンビニは社会インフラとしての役割も持っているため、利用すること自体が必ずしも悪いわけではありません。

マナーとしての配慮

可能であれば小さな商品（飲み物やお菓子）を買う

「トイレをお借りします」と一声かける

清潔に使い、長居しない

ゴミを捨てない（トイレだけ利用してゴミを捨てるのはマナー違反）



4. 店舗ごとの方針の違い

トイレ利用自由の店舗
都市部では比較的多いですが、地方では「お客様専用」と明記している場合が増えています。

トイレ貸し出しNGの店舗
特に治安が悪い地域、利用者が多すぎる店舗では、トイレ貸し出しを制限するケースが見られます。


結論：どうするのがベストか？

1. できるだけ何か購入する（店側に負担をかけないようにする）


2. 店のルールを確認する（「お客様専用」と書かれていないかチェック）


3. 緊急時は礼儀をもって借りる（一声かける・使用後に感謝する）



「トイレだけ借りるのは絶対にNG」というわけではありませんが、店側の負担やマナーを考えて行動するのがベストです。