家の中で大きなクモを見つけると驚きますが、アシダカグモは日本の家屋では**「ゴキブリを食べてくれる益虫」**として知られています。結論から言うと、見た目やクモが苦手でなければ、ころさずにそのままにしておくメリットは大きいです。
ただし、万能なゴキブリ駆除業者ではなく、向き不向きがあります。
1. アシダカグモとは何か
アシダカグモ(学名:Heteropoda venatoria)は、徘徊性の大型クモです。
特徴:
- 大型(脚を広げると10cm以上になることもある)
- 網を張らない
- 夜に活動する
- 素早く走る
- 人を襲うことは基本的にない
日本の家の中で見かける代表的な大型クモです。
2. なぜゴキブリ退治に役立つのか
アシダカグモは待ち伏せ型ではなく、歩き回って獲物を探すハンターです。
主な獲物:
- ゴキブリ
- ハエ
- 蛾
- 小型の昆虫
など。
特にゴキブリに対しては、
- 素早い
- 夜行性
- 家の隙間に入れる
- ゴキブリを捕まえる能力がある
ため、自然な害虫対策になります。
3. ゴキブリをどれくらい食べるのか
個体差がありますが、アシダカグモはかなりの捕食者です。
例えば:
- 小型ゴキブリ
- 若いゴキブリ
- 成虫
を捕食します。
ただし、
「アシダカグモ1匹を置けばゴキブリが完全消滅する」
というほどではありません。
理由:
- ゴキブリの隠れ場所が多い
- 卵には効果がない
- クモが入れない場所もある
ためです。
4. アシダカグモがいる家はゴキブリが減るのか
可能性はあります。
アシダカグモがいることで:
- 見つけたゴキブリを食べる
- ゴキブリが活動する時間帯に遭遇する
- 家の中の虫の数を抑える
効果があります。
ただし、ゴキブリが発生する原因:
- 食べ物の放置
- 水分
- 隙間
- 清掃不足
などを改善しないと根本解決にはなりません。
5. ころさないほうがいい理由
① 人間にほぼ害がない
アシダカグモは、
- 人間を襲わない
- 毒はあるが人間に大きな害を与えることは通常ない
- 噛むことは非常にまれ
です。
むしろ人間を避ける傾向があります。
② 家の中の害虫を減らす
殺虫剤を使わず、
自然に虫の数を減らしてくれます。
③ クモの巣をほとんど張らない
嫌われやすい理由の一つが「巣」ですが、アシダカグモは徘徊型なので、
- 天井に巨大な巣を作る
- 部屋中がクモの糸だらけになる
というタイプではありません。
6. でも放置が向かない場合
苦手なら無理に共存する必要はありません。
例えば:
- 子どもが怖がる
- ペットが追い回す
- 寝室に頻繁に出る
- 衛生面で気になる
場合など。
その場合は、
- コップや箱で捕まえる
- 外へ逃がす
方法があります。
7. アシダカグモがいるとゴキブリが増えるのか
誤解されることがありますが、
「クモがいるからゴキブリが増える」
わけではありません。
むしろ逆で、
ゴキブリなどの餌になる虫がいるからクモが来ます。
8. ゴキブリ対策としての比較
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| アシダカグモ | 自然な駆除、即効性は低い |
| 殺虫剤 | その場の駆除力が高い |
| 毒餌タイプ | 巣や個体数減少に向く |
| 掃除・侵入対策 | 根本対策 |
理想は、
「アシダカグモを活用しつつ、ゴキブリが住みにくい環境を作る」
ことです。
9. アシダカグモは家に住み着くのか
個体によります。
- 餌がある
- 暖かい
- 隠れる場所がある
なら滞在することがあります。
ただし、ずっと同じ場所にいるとは限らず、移動します。
10. 見つけた時のおすすめ対応
虫が平気なら
- そのまま放置
- 見守る
が一番簡単です。
苦手なら
- 殺虫剤を直接かけない
- 容器で捕まえる
- 屋外へ移動
がおすすめです。
まとめ
アシダカグモは、
- ゴキブリを捕食する
- 人間には基本無害
- 巣を張らない
- 家の害虫を減らしてくれる
ため、家の中で見つけてもころさずに共存する価値が高いクモです。
ただし、ゴキブリ対策の「主役」ではなく「自然の補助役」です。餌になるゴキブリを減らすために、食べ物の管理・掃除・侵入口対策も一緒に行うと効果的です。


コメント