iOSをアップデートしたあとに Bluetoothが使えなくなる/接続できない ことは珍しくなく、主に「設定の不具合」「アップデート後のキャッシュ問題」「相手機器との互換性」が原因です。以下に、順を追って詳しく解説します。
1. 基本確認
- Bluetoothがオンになっているか
設定 → Bluetooth でスイッチがオンか確認。コントロールセンターでの確認も可能。 - 相手機器の電源とペアリングモード
相手のイヤホン・スピーカー・PCなどが「接続待ち」状態になっているか確認。 - 距離と障害物
Bluetoothはおおむね10m以内が安定範囲。壁や電子レンジなどが干渉源になることもあります。
2. iPhone側の基本的な対処
- iPhoneを再起動
アップデート直後の不安定さは再起動で解決することがあります。 - Bluetoothを一度オフ→オン
設定 → Bluetooth をオフにして数秒後オンに戻す。 - 接続済みデバイスを削除して再ペアリング
- 設定 → Bluetooth
- 接続できない機器の右横「i」をタップ → 「このデバイスの登録を解除」
- 相手機器を再度ペアリングモードにして接続
3. ネットワーク関連をリセット
- ネットワーク設定のリセット
設定 → 一般 → 転送またはiPhoneをリセット → リセット → 「ネットワーク設定をリセット」
→ Wi-FiやBluetoothのペアリング情報が初期化され、不具合が解消することがあります。
4. iOSや周辺機器の確認
- 最新のiOSに再度アップデート
メジャーアップデート直後は不具合が多いため、数日後に配信されるマイナー修正版を入れることで改善する場合があります。 - 周辺機器のファームウェア更新
イヤホンやスピーカーによっては専用アプリでアップデートが必要な場合があります。 - 他のBluetooth機器で試す
iPhone側の問題か、特定の機器との相性かを切り分けることができます。
5. 応急的な回避方法
- AirPodsやスピーカーが使えない場合、**有線接続や他のワイヤレス方式(Wi-Fi接続モデルなど)**で代替できる場合があります。
6. 最終手段
- すべての設定をリセット
設定 → 一般 → 転送またはiPhoneをリセット → 「すべての設定をリセット」
(データは消えませんが、Wi-Fi・通知・Bluetoothなどの設定が初期化されます) - Appleサポートに問い合わせ
ハードウェア的な故障や、特定モデル特有のiOSバグの可能性があります。
まとめ
- Bluetoothオン/相手機器の状態を確認
- iPhone再起動・Bluetooth再設定・再ペアリング
- ネットワーク設定リセット → iOSの追加アップデート確認
- すべての設定リセット or Appleサポートへ
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