創価学会の歴史は、戦前の教育運動から始まり、戦後に急成長し、日本社会に大きな影響を与えてきた過程として理解すると分かりやすいです。
ここでは評価を一方向に偏らせず、事実関係・時代背景・転換点を軸に詳しく解説します。
創価学会の歴史【全体像】
結論から言うと
創価学会は
「教育思想 → 宗教運動 → 大衆宗教 → 社会・政治と関わる巨大組織」
へと段階的に変化してきました。
① 創価学会の前身(1930年〜)
■ 1930年:創価教育学会の誕生
- 創始者:牧口常三郎
- 本来は宗教団体ではなく、教育改革運動
- 著書『創価教育学体系』を出版
牧口の思想
- 教育の目的は「国家のため」ではなく「個人の幸福」
- 子ども一人ひとりの価値創造を重視
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この「価値創造(創価)」が後の創価学会の名前の由来
② 戦時中の弾圧と殉教(1940年代)
■ 国家神道との対立
- 戦時中、日本は宗教統制が強化
- 日蓮正宗の教義に基づき、神札(神道のお札)を拒否
■ 1943年
- 牧口常三郎・戸田城聖が治安維持法違反で逮捕
■ 1944年
- 牧口常三郎、獄中で死去
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創価学会では牧口を「信仰のために命をかけた人物」と位置づけている
③ 戦後の再建と宗教団体化(1945〜1950年代)
■ 戦後の混乱期
- 戦争で価値観が崩壊
- 貧困・病気・絶望が社会に蔓延
■ 戸田城聖が再建
- 宗教団体として再出発
- 名称を「創価学会」に変更
- 在家信徒中心の大衆仏教運動へ
特徴
- 現世利益の強調
- 庶民・労働者層への浸透
- 組織的な布教(折伏)
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この時期に爆発的に会員が増加
④ 池田大作時代と急成長(1960〜1970年代)
■ 1960年:池田大作が第3代会長に就任
池田時代の特徴
- 若者重視
- 文化・教育・平和活動を展開
- 海外布教を本格化
■ 1964年:公明党結成
- 創価学会を支持母体とする政党
- 社会保障・福祉を重視
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宗教と政治の結びつきが明確になり、評価が分かれ始める
⑤ 社会的摩擦と批判の時代(1970〜1990年代)
主な批判点
- 強引な勧誘
- 政教分離問題
- 組織の閉鎖性
■ 1970年:言論出版妨害事件
- 学会による圧力が問題化
- 池田会長が謝罪
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ここから「怖い」「圧力がある」というイメージが広がる
⑥ 日蓮正宗との決別(1991年)
■ 重大な転換点
- 日蓮正宗が創価学会を破門
- 創価学会は独自路線へ
影響
- 教義解釈の自由度が拡大
- 教団の独立性が強化
- 内部の結束がさらに強まる
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現在の創価学会の形は、この破門後に完成
⑦ 現代の創価学会(2000年代〜)
特徴
- 会員数は横ばい〜減少傾向
- 高齢化が進行
- 若年層への浸透は弱まる
活動の変化
- 勧誘は以前より穏やか
- 文化・平和・教育活動を強調
- 国際組織(SGI)が中心に
⑧ 海外展開(SGI)
- Soka Gakkai International(SGI)
- 世界190以上の国と地域
- 海外では「穏健な仏教団体」という評価も多い
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日本と海外でイメージがかなり異なる
⑨ 歴史を通して見える本質
創価学会の歴史は、
- 弾圧された少数派
- 戦後の救済宗教
- 大衆運動
- 巨大組織
- 社会的批判の対象
という振れ幅の大きい変遷をたどっています。
⑩ まとめ(超要約)
- もともとは教育運動
- 戦後の混乱期に急成長
- 池田時代に巨大化
- 政治関与で賛否拡大
- 破門後に独自宗教として確立
- 現在は安定・縮小局面


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