越後駒ケ岳(えちごこまがたけ)には**クマ(ツキノワグマ)**が生息しています。以下に詳しく解説します。
🐻 クマの生息状況
- **新潟県の公式資料(第三期ツキノワグマ管理計画)によると、
越後駒ケ岳はツキノワグマの主要な生息地(コアエリア)**に含まれています。
特に、越後三山(越後駒ヶ岳・中ノ岳・八海山)一帯はブナ林が豊富で、
クマが好むドングリやミズナラの実が多く、定常的に生息している地域です。
🧭 出没・目撃情報
- 2025年9月下旬、新潟県内では川沿いや登山道付近で複数のクマ出没報告があり、
新潟放送(BSN)のニュースでは「川で投網中の人がクマと遭遇した」例も報じられています。
この地域は登山道と山林が近く、人間の活動域とクマの行動域が重なりやすいのが特徴です。 - 越後駒ヶ岳自体では、登山中の直接的な襲撃事故は稀ですが、
目撃報告や周辺での出没はほぼ毎年確認されています。
⚠️ 危険性
- ツキノワグマは基本的に臆病で人を避ける性質ですが、
食べ物や子連れの時期(特に6〜7月)は攻撃的になることがあります。 - 近年はブナの実りが不作の年に、エサを求めて登山道や集落付近に出てくる傾向があります。
2024〜2025年も新潟県内では秋季の出没件数が増加傾向にあります。
🧩 登山時の注意点(実践的なクマ対策)
- クマ鈴やラジオを鳴らして人の存在を知らせる。
- 単独登山を避ける(音が小さくなりやすい)。
- 早朝・夕方の登山は避ける(クマの活動が活発な時間帯)。
- 食べ物の匂いを残さない・ゴミを捨てない。
- フン、足跡、爪痕を見たら静かにその場を離れる。
🧠 まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
クマの種類 | ツキノワグマ |
生息の有無 | いる(定常的に生息) |
出没頻度 | 年数回〜毎年報告あり |
危険度 | 中程度(不意の遭遇時に注意) |
特徴 | ブナ林帯に多く、秋に活発化 |
結論:
越後駒ケ岳はツキノワグマの生息地のど真ん中に位置し、出没も珍しくありません。
ただし、登山者が基本的な対策を守れば過度に恐れる必要はない山です。
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