iOSをアップデートした後にeSIMが使えなくなる問題は、iPhoneユーザーにとって比較的よくあるトラブルです。ここでは、原因と順を追った対策・対処法を詳しく解説します。
1. まず確認すること
1-1. iPhoneの互換性とiOSバージョン
- iPhone XS以降でeSIMが使えます。
- アップデート後、キャリアやiOSのバグでeSIMが一時的に認識されないことがあります。
1-2. モバイル通信設定の確認
- 「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信プラン」にeSIMが表示されているか確認。
- 表示されていなければ、eSIM自体が削除されたか無効化されている可能性があります。
1-3. 機内モードの切り替え
- 機内モードをON→OFFに切り替えることで、eSIMの再認識が起こることがあります。
2. 基本的な対処法
2-1. 再起動
- iPhoneを完全に再起動すると、eSIMの認識が復活することがあります。
2-2. ネットワーク設定のリセット
- 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」。
- Wi-FiやVPN情報は消えますが、eSIMの問題解消に有効です。
2-3. モバイル通信プランの再追加
- 「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信プランを追加」。
- キャリアから提供されたQRコードやアプリでeSIMを再設定します。
- この手順で再度アクティベートすれば、ほとんどの問題は解決します。
3. キャリア側で確認すること
- アップデート後にeSIMが使えなくなる場合、キャリア側での設定やプロファイル更新が必要なことがあります。
- 利用中のキャリアのサポートページで、iOS対応状況やアップデート後の手順を確認してください。
- 場合によっては、新しいeSIMプロファイルを発行してもらう必要があります。
4. それでも改善しない場合の手順
- iPhoneを最新のiOSにアップデート済みか再確認。
- SIMロックやキャリア設定アップデートがある場合は適用。
- Appleサポートに連絡して、iOSアップデート後のeSIM不具合として相談。
- 最悪の場合、iPhoneの初期化を検討(事前にバックアップ必須)。
5. 予防策
- iOSアップデート前に、eSIM情報をスクリーンショットやキャリアアプリでバックアップ。
- キャリアが提供するアップデート情報や注意事項を必ず確認。
- 不要なアプリやプロファイルを残さず、クリーンな状態でアップデート。
まとめると、iOSアップデート後にeSIMが使えなくなった場合は以下を順に試すのが基本です:
- 機内モード切り替え・再起動
- ネットワーク設定のリセット
- eSIM再追加(キャリアのQRコードやアプリ使用)
- キャリア設定・サポート確認
- それでも改善しなければAppleサポートへ
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