エアコンの冷暖房効率を上げたり、快適性を高めたりするために、サーキュレーターや扇風機を併用するのはとても効果的です。
ここでは、エアコンと併用する際の具体的な方法やコツを詳しく解説します。
1. なぜ併用するのか?
- 空気の循環を促進し、部屋全体の温度ムラを減らす
- エアコンの冷気や暖気を効率的に拡散させることで、設定温度を少し高め(冷房時)または低め(暖房時)にしても快適に過ごせる
- 電気代節約につながる
- 冷暖房の効きがよくなり、エアコンへの負荷軽減
2. サーキュレーターと扇風機の違い
特徴 | サーキュレーター | 扇風機 |
---|---|---|
風の強さ・距離 | 強力で遠くまで風を送れる | やわらかく、近距離用が多い |
用途 | 空気を循環させて部屋の温度を均一化 | 直接体に風を送って涼む |
風の向き調整 | 広範囲に角度調整できる機種が多い | 上下左右に動く首振りが主流 |
3. 【冷房時】の使い方とコツ
◯ サーキュレーターの使い方
- エアコンの冷気は基本的に下に溜まりやすいので、
サーキュレーターで冷気を部屋全体に循環させることが大切。 - 室内機の風向きと逆方向、または斜め下に向けて風を送ると効率的。
- 部屋の対角線上に置いて空気をぐるぐる回すイメージで配置する。
◯ 扇風機の使い方
- 直接体に風を当てて涼感を得るために使う。
- 風量は弱〜中程度にして、暑さを感じる部分に当てる。
- エアコンの設定温度を1〜2度高めにしても涼しく感じる。
4. 【暖房時】の使い方とコツ
◯ サーキュレーターの使い方
- 暖かい空気は上に溜まりやすいため、
サーキュレーターで天井に溜まった暖気を下に押し下げることが重要。 - 壁や天井に向けて風を送る「循環気流」を作るのが効果的。
- 床付近に暖気が届くように、部屋の隅に設置するのもおすすめ。
◯ 扇風機の使い方
- 風量を弱めにして、暖房の熱が均一に行き渡るようにする。
- 直接体に当てるよりは、部屋の空気を動かすイメージで使うと効果的。
5. 置き場所・向きのポイント
ポイント | 詳細 |
---|---|
エアコンからの距離 | 近すぎると直風で体が冷える・暖まるので適度な距離を取る |
風の向き | 冷房は床付近に風を、暖房は天井に溜まった暖気を循環 |
部屋の広さ | 大きい部屋は複数台使うとより効果的 |
扇風機は首振りを活用 | 一点に風を当てるのではなく、広範囲に風を送る |
6. 電気代節約効果
- サーキュレーターや扇風機の消費電力は一般的にエアコンの1/10〜1/20程度と非常に少ない。
- これらを併用することで、エアコンの設定温度を1〜2度変えられるため、年間の電気代が5〜15%程度節約できる場合もある。
7. その他の注意点
- 扇風機やサーキュレーターの風が直接人に当たり続けると、冷えすぎ・乾燥の原因になるため、体に当てる時間を調整すること。
- 室内の空気がこもらないよう、適宜換気も行う。
- 特に暖房時は、加湿器と併用すると快適性がさらに向上。
まとめ
冷房時のポイント | 暖房時のポイント |
---|---|
サーキュレーターで冷気を床付近から循環 | サーキュレーターで天井の暖気を床に循環 |
扇風機は直接体に当てて涼感アップ | 扇風機は弱めで空気を動かす補助的役割 |
エアコンの設定温度を高めに設定し節電 | エアコンの設定温度を低めにして快適に |
サーキュレーター・扇風機を上手に使いこなせば、エアコンの効率アップ・電気代節約・快適度アップの一石三鳥。ぜひ試してみてくださいね。
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