潤滑用のローションを使用する際には、快適かつ安全に使うための「注意点」がいくつかあります。以下にわかりやすく詳しく解説します。
■ 1. 成分を確認することが重要
潤滑用ローションには「水溶性」「シリコン系」「オイル系」などの種類があり、それぞれ成分が異なります。
- アレルギー体質の人は、パラベン・香料・着色料などに注意が必要です。
- 敏感肌の人は、刺激の少ない「低刺激」や「無添加」と表示されたものを選ぶのがおすすめです。
■ 2. 使用箇所に合ったタイプを選ぶ
部位や使用目的によって、適したローションのタイプがあります。
- 粘膜やデリケートゾーンへの使用には、水溶性タイプが最も無難で洗い流しやすく、刺激も少なめです。
- 長時間の潤滑が必要な場合は、シリコン系が滑りやすく持続性に優れています。
- オイル系は潤滑力が高いですが、ラテックス製の避妊具との併用がNGです（破損のリスクがあるため）。
■ 3. 清潔な状態で使用する
- 使用前に手を洗うことが基本です。雑菌の混入を防ぎます。
- ボトルのキャップやノズルに触れる際も、極力清潔な状態を保つように心がけましょう。
■ 4. 量を調整して使用する
- 初めは少量から使い、足りなければ追加するスタイルがおすすめです。
- 一気に出しすぎると、滑りすぎたり垂れたりして不快感や後始末の手間が増えます。
■ 5. 使用後はしっかり洗い流す
- 水溶性ならお湯や石鹸で簡単に落とせますが、シリコン系やオイル系は落ちにくいため、専用の洗浄剤やクレンジング剤を使うのが効果的です。
- 洗い残しがあると、かゆみ・かぶれ・雑菌繁殖の原因になることがあります。
■ 6. 保存方法に注意する
- 高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所で保管しましょう。
- 開封後はできるだけ早めに使い切ること。1年以内が目安です。
- 冷蔵庫保存はおすすめされません（冷たすぎて不快感を与えるため）。
■ 7. 他のアイテムとの併用に注意
- 避妊具を使用する場合は、素材との相性に注意（例：オイル系×ラテックスNG）。
- マッサージオイルやスキンクリームとの混用は、刺激や劣化の原因になる可能性があります。
■ 8. 万が一異常を感じたら使用を中止
- かゆみ・赤み・痛みなどの異常が出たら、すぐに使用を中止して洗い流し、必要に応じて皮膚科を受診してください。
■ まとめ
潤滑用ローションはとても便利なアイテムですが、使い方や選び方によって快適さもリスクも変わります。
「肌に合うか」「目的に合っているか」「清潔に使えているか」を意識して、安全で安心な使用を心がけましょう。
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