ETCカードを**車にセットしっぱなしにしておいて大丈夫か?**という疑問については、結論から言うと「原則として非推奨」です。便利ではありますが、リスクも伴います。以下に詳しく解説します。
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【1】車にETCカードを入れっぱなしにするメリット
毎回の出し入れが不要で、高速入口でスムーズに通過できる
忘れ物によるETCエラーを防げる
急な移動時も対応しやすい
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【2】しかし入れっぱなしは基本「推奨されない」理由
■ 理由①:高温によるICチップの劣化
夏場の車内は70~80℃以上になることも
ETCカードのICチップや内部回路が熱で劣化・故障するリスクあり
変形や反り返りが生じることも
→ 対策: 高温になる場所(ダッシュボード上、直射日光)には絶対に放置しない
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■ 理由②:盗難や不正利用のリスク
車上荒らしがあった場合、クレジットカードと同じように使われる
高速道路を不正に利用され、後で高額請求が来ることも
ETCカードには「暗証番号認証」が無いため、挿すだけで利用可能
→ 対策: 短時間の駐車でも、施錠・貴重品管理は徹底
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■ 理由③:車検や修理時の置き忘れ
ディーラーや整備工場に預けた際、カードを入れたままにすると
→ ETCゲートを誤って通過されるリスク
工場内での試運転中にカード利用される可能性もゼロではない
→ 対策: 車検・修理の前には必ずカードを抜いておく
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【3】例外的に「比較的安全」なケース
以下の条件を満たす場合は、ある程度の“入れっぱなし”も許容できます:
車を自宅ガレージや屋根付き駐車場に止めている
セキュリティ対策がしっかりしている(防犯カメラ・アラームなど)
車内が高温にならない環境(地下駐車場など)
こまめに動作チェックをしている
※ それでも「絶対安全」ではないので、可能な限り抜く方が確実です。
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【4】おすすめの使い方(安全&快適)
長時間の駐車時や夜間は抜く
乗車時に挿して、降車時に抜くを習慣に
ETCカード用ケースに入れて、車内の決まった場所に保管
ETC車載器の表示(カード有無やエラー)も定期的にチェック
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【まとめ】
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「カードの寿命」や「思わぬトラブル」を防ぐ意味でも、使う時だけ挿すのが最も安全です。
習慣化しておけば、うっかりミスも防げますよ!
気になる場面(例:長距離ドライブ、仕事中など)があれば、個別にアドバイスもできるよ!
ETCカードは車の中にセットしたままでも大丈夫?

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