以下では、中古住宅で
「とにかく寒い」「暖房を入れても効かない」と感じる理由を、
中古特有の構造的原因 → 効果が出やすい対策 → 暖房が暖まらない時の対処法 → よくある失敗談の順で、現実ベースで詳しく解説します。
※中古の寒さは“我慢”ではなく、原因を切り分ければ改善できるケースが大半です。
❄️ 1. 中古の家が寒くなりやすい主な原因(新築との決定的な違い)
① 当時の断熱基準が低い
中古住宅で一番多い原因。
- 断熱材が薄い/入っていない
- 天井や床は無断熱
- 壁の一部だけ断熱
特に
- 築20年以上
- 省エネ基準前
👉 構造的に寒い前提で建てられていることが多い。
② 窓性能が極端に弱い
中古住宅の寒さの最大原因。
- 単板ガラス
- アルミサッシ
- 大きな掃き出し窓
👉 壁より数倍〜十数倍熱が逃げる。
③ 経年劣化で「隙間だらけ」
年月とともに
- 建具の歪み
- パッキン劣化
- 床・壁の隙間
が発生。
👉 見えない隙間風で、暖房が負ける。
④ 床下・天井裏が冷え切っている
- 床下断熱なし
- 基礎が外気と直結
- 天井断熱が薄い
👉 足元・頭上から冷やされる。
⑤ 換気が「冷気直入れ」型
- 第三種換気
- 自然給気
👉 暖房しても外の冷気を吸い続けている状態。
⑥ 間取りが今の生活に合っていない
- 廊下が長い
- 部屋が細切れ
- リビング階段
👉 暖気が逃げやすく、局所的にしか暖まらない。
🛠 2. 中古住宅で「費用対効果が高い」寒さ対策
🔹 ① 窓対策が最優先(即効性No.1)
まずここ。
- 内窓(二重窓)
- 断熱カーテン
- ハニカムスクリーン
- 窓用断熱シート
👉 体感温度が2〜4℃改善する例は珍しくありません。
🔹 ② 足元の断熱(体感改善が早い)
- ラグ
- カーペット
- コルクマット
- アルミ断熱シート
👉 人は「足が冷たい=寒い」と感じる。
🔹 ③ 隙間風を潰す(DIY可)
- 窓・ドアの隙間テープ
- コンセント裏の気密パッキン
- 点検口の隙間対策
👉 数千円で体感が激変することも。
🔹 ④ サーキュレーターで空気循環
- 天井の暖気を下へ
- 冷気溜まりを解消
👉 吹き抜け・高天井の家では必須。
🔹 ⑤ 湿度管理
- 加湿器で40〜50%
👉 同じ室温でも暖かく感じる。
🔥 3. 暖房を使っても暖まらない時の対処法
✅ ① 暖房能力不足を疑う
中古住宅は
👉 現代基準より暖房負荷が大きい。
- エアコン畳数不足
- 1台で家全体を暖めようとしている
👉 部屋単位で暖房が現実的。
✅ ② ON/OFF運転をやめる
- こまめに切る
→ 壁・床が冷える
→ 再加熱にエネルギー浪費
👉 弱めで長時間が正解。
✅ ③ 換気は止めない
寒いから換気停止
→ 結露
→ カビ
→ 家の寿命短縮
👉 換気ON+暖房調整が鉄則。
✅ ④ 冷気が入る場所を把握する
- 窓下
- 給気口
- 玄関ホール
👉 家具配置・ラグで冷気を遮断。
❌ 4. 中古住宅でよくある失敗談
💡 失敗談①「暖房を強くすれば解決と思った」
設定温度UP
→ 光熱費だけ増加
→ 体感は変わらず
教訓:逃げ道を塞がないと意味がない。
💡 失敗談②「全面リフォームしないと無理だと思った」
諦めて我慢
→ 実は窓だけで改善可能だった
教訓:ピンポイント対策が効く。
💡 失敗談③「換気を止めてしまった」
一時的に暖かい
→ 結露・カビ・腐食
教訓:中古で換気停止は致命的。
💡 失敗談④「築年数=寒さだと決めつけた」
古い=全部ダメ
→ 実際は部分的な欠陥だった
教訓:寒さは“原因別”。
🏡 5. まとめ(中古住宅の寒さは改善できる)
中古住宅が寒い理由は
築年数ではなく「断熱・窓・隙間・運用」の問題。
優先順位はこれ👇
- 窓の断熱
- 足元対策
- 隙間風対策
- 空気循環
- 湿度管理
👉 大規模リフォームの前に、体感が変わる対策から。
これが一番失敗しません。


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