【ジビエ】クマ肉はしゃぶしゃぶで食うと美味しい？まずい？【うまい・硬い・ツキノワグマ・ヒグマ】

熊肉はしゃぶしゃぶにすると非常に美味しい食べ方のひとつです。

熊肉は「赤身の旨味が強く、脂に甘みがある」という特徴を持っており、
それを生かすには「加熱しすぎず、旨味を閉じ込めるしゃぶしゃぶ」が理想的。

ここでは、味の特徴・最適な部位・下処理・つけダレ・安全面まで、
熊肉しゃぶしゃぶを美味しく、かつ安全に楽しむための完全ガイドを詳しく解説します。

🟤 1. 結論：熊肉しゃぶしゃぶは「野生の旨味×脂の甘み」が絶品

熊肉を薄切りにして、沸騰直前（約80〜90℃）のお湯で軽くしゃぶしゃぶすると、
表面の脂がとろけ、肉の甘みとコクが口いっぱいに広がる絶品料理になります。

特に冬眠前の熊（秋〜初冬に捕獲された個体）は脂がしっかりのっており、
「牛しゃぶを超える旨味」「猪より上品」と評されることもあります。

🍖 2. 熊肉の味の特徴（しゃぶしゃぶ向きの理由）

つまりしゃぶしゃぶは、熊肉の旨味と脂の甘みを両立できる最適な調理法なんです。

🥩 3. しゃぶしゃぶに向いている熊肉の部位

おすすめは「肩ロース」または「バラ」。
薄切り（1.5〜2mm程度）にしておくと、口当たりがやわらかく、すぐに火が通ります。

🍲 4. 熊肉しゃぶしゃぶの基本の作り方

🧂 材料（2〜3人分）

• 熊肉（薄切り）……300g〜400g
• 水……1.5L
• 昆布……10cm角1枚
• 酒……大さじ2（臭み消し）
• 野菜：白菜・長ねぎ・春菊・しいたけ・豆腐 など
• たれ：ポン酢・ごまだれ・薬味（大根おろし・柚子胡椒など）

🔥 手順

1. 鍋に水と昆布を入れ、**沸騰直前（80〜90℃）**まで温める。
2. 熊肉を1枚ずつ入れ、5〜10秒程度しゃぶしゃぶ。
3. 肉の色が変わったらすぐに引き上げる（加熱しすぎると硬くなる）。
4. ポン酢やごまだれにつけて食べる。
5. 最後はスープにご飯を入れて雑炊にしても◎。

🍽️ 5. しゃぶしゃぶで食べる熊肉の味の特徴

脂がとろけて甘く、赤身の旨味がギュッと感じられ、
豚しゃぶよりもコク深く、牛しゃぶより軽やかという絶妙なバランス。

🧄 6. 臭みを抑えるコツ

熊肉は野生肉なので、個体によっては獣臭を感じることがあります。
しゃぶしゃぶでは以下の工夫で劇的に改善できます👇

• 下処理で酒・生姜・ネギで10分ほど下茹でする
• 昆布だしや酒を鍋に加えて香りを整える
• つけダレに柚子胡椒・大根おろし・生姜を添える

これでほぼ臭みを感じず、まろやかな旨味だけが残ります。

🍊 7. つけダレ・薬味のおすすめ

🧠 8. 安全面（必ず読んでください）

熊肉には、以下のような感染リスクが存在します。

• トリヒネラ（旋毛虫）：生食・半生で感染
• E型肝炎ウイルス：加熱不足で感染
• サルモネラ菌・寄生虫：野生動物特有

そのため、しゃぶしゃぶでも中心部までしっかり加熱することが必須です。
目安としては、

「肉の赤みが完全になくなるまで」
「中心温度71℃以上を1分以上維持」

これで安全に食べられます。
※「レアしゃぶ」や「刺身風しゃぶしゃぶ」は絶対に避けてください。

🍚 9. 〆（しめ）の楽しみ方

熊しゃぶのスープは、熊脂と出汁が溶け出して極上の味になります。

おすすめの〆：

• 雑炊（卵＋ご飯＋少量のポン酢）
• うどん（ごまだれ風味で濃厚）
• ラーメン（熊脂ラーメン風）

熊脂が溶けたスープは旨味の塊で、最後まで楽しめます。

🧾 10. まとめ

✅ 結論

熊肉しゃぶしゃぶは、「野生の旨味を最も上品に味わえる料理」。
ただし、レアではなく完全加熱が鉄則。
火の通し方と香味の工夫次第で、極上の冬のご馳走になります。