【やばい】塩見岳にはクマがいる?いない?【ツキノワグマ・熊】

当サイトではプロモーションを利用しています。
クマ 〇〇って危険?

塩見岳(しおみだけ)にはツキノワグマが確実に生息しており、山麓〜樹林帯の登山道での出没や痕跡報告は複数あります。稜線や頂上では出会うことは稀ですが、アプローチ区間(長い樹林帯)では遭遇の可能性が現実的にあるため、注意が必要です。


1) まず「どんなクマか」

  • 塩見岳にいるのは本州の**ツキノワグマ(Ursus thibetanus)**で、ヒグマ(北海道)はいません。標準的な成獣は体長1〜1.5m、体重は個体差あり(50〜100kg前後)。行動は基本的に臆病で人を避けますが、子連れ・驚かれた場合・餌不足時は攻撃的になり得る点は共通です。





2) 塩見岳で「クマがいる」根拠・実例

  • 塩見岳周辺(蝙蝠尾根〜塩見小屋〜鳥倉登山口など)を歩いた記録や山行日記にはクマの足跡・痕跡・実際の遭遇報告が複数投稿されています(山行記録サイトや個人ブログに目撃例が残っています)。これらは登山者の現場報告として信頼性が高く、「いる」という事実を裏付けます
  • また、塩見岳は長大な樹林帯のアプローチが特徴で、樹林帯はツキノワグマの主活動域(採餌・移動)です。山頂近くの稜線や岩稜では餌が少ないため出没は稀でも、登山道の大部分がクマの生活域に重なることが遭遇の主因です。

3) 「多い」のか? — 個体数・頻度の評価

  • 南アルプス南部(塩見岳を含む一帯)はクマの安定分布域であり、「全くいない山」よりは個体密度は高めと言えます。ただし「多い=常に頻繁に出る」という意味ではなく、季節・年による変動(木の実の豊凶や人の活動頻度)で出没頻度が上下する点に注意が必要です。山行記録を見ると夏〜秋に痕跡が多く報告される傾向があります。

4) 危険性の評価(登山者にとって)

  • 遭遇の可能性:中〜やや高(特に樹林帯・テン場・小屋周辺)。稜線や山頂は危険度低。
  • 人的被害の頻度:全体としてはまれだがゼロではない。 過去の登山記録には「遭遇」報告はあるものの、塩見岳固有の多数の襲撃事故が常態化しているという情報は乏しい(ただし地域全体の出没増加は行政や山行者間で指摘されている)。





5) いつ注意すべきか(季節・時間)

  • 春(4–6月):冬眠明けで空腹、低標高帯での出没増。
  • 夏(7–8月):広い行動範囲での採食。樹林帯での接触リスクあり。
  • 秋(9–11月):冬眠前の「食い溜め期」。行動範囲が最大化し、人里近くへ出る個体も増える。
  • 時間帯:夜明け前・夕方が活動的。登山は日中行動が安全です。(いずれも一般的なツキノワグマの傾向)。

6) 塩見岳での実践的な対策(必須レベル)

  1. 音を出す:クマ鈴・ラジオ・会話で人の存在を知らせる(樹林帯では特に重要)。
  2. 食料・ゴミ管理を徹底:テント泊では食料は密封しザックに収納、夜間は外に置かない。ゴミは必ず持ち帰る。
  3. 行動時間の工夫:夜間・早朝の移動は避ける。
  4. 単独行動を避ける:複数人で行動すると遭遇率が下がる。
  5. 痕跡を見たら即引き返す:糞・爪痕・掘り返し跡は近くにクマがいるサイン。
  6. 出発前に直近の出没情報を確認:地元自治体や小屋の掲示、登山口の注意書きなどを必ずチェック。

 


7) もし遭遇してしまったら(簡潔)

  • 遠距離で発見:ゆっくり距離を取って静かに後退。急な動きは避ける。
  • 近距離で鉢合わせ:背を向けて走らない。大声で威嚇しながらゆっくり後退。子グマを見たら即退避(母が近くにいる)。
  • 攻撃を受けた場合:状況によるが、自治体や専門機関のガイドラインに従うのが基本。(詳細な距離別マニュアルが必要なら作成します)。





8) 最後に(要点まとめ)

  • 塩見岳にはツキノワグマが生息。山域はクマの生活圏と重なるため登山者は「いる前提」で準備・行動する必要がある
  • 稜線は比較的安全だが、アプローチの長い樹林帯・小屋・テン場周辺は遭遇リスクが高い。音出し、食料管理、時間帯の配慮を徹底してください。




コメント

タイトルとURLをコピーしました