膨らんだモバイルバッテリーは基本的に買い取り対象外であり、むしろ危険物として「引き取り・回収のみ」が行われます。
1. なぜ買い取りしてもらえないのか
- 危険性が高い
膨らんだ状態は内部で劣化やガス発生が進み、発火・爆発のリスクがあるため、中古再利用が不可能。 - 価値がない
モバイルバッテリーは新品でも数千円程度と安価な製品が多く、中古や不良品は市場価値がほとんどゼロ。 - リチウムイオン電池のリユース不可
膨張している時点で劣化が進み、安全性が確保できないため、修理や再生利用もできません。
👉 そのため、リサイクルショップや買取業者は 膨らんだモバイルバッテリーを買取不可品としています。
2. 「買い取り」と「回収」の違い
- 買い取り
→ 再販売や部品利用を前提に価値のある品を扱う(スマホ、ゲーム機など)。 - 回収(リサイクル)
→ 再利用できない危険物や資源を安全に処理するための受け入れ。
膨らんだモバイルバッテリーは完全に「回収」の範疇です。
3. 例外的なケース
- 未使用・未開封品で正常なモバイルバッテリーであれば、中古ショップやフリマで買い取りされることはあります。
- ただし「膨らんだバッテリー」に関しては、ヤフオク・メルカリなどでも 出品禁止品目 に該当し、売買すると規約違反や法的リスクがあります。
- 一部の金属リサイクル業者は「リチウム資源」として受け取る場合がありますが、これは あくまで回収扱いで買い取りではないことがほとんどです。
4. 正しい処分ルート
- 家電量販店(ヨドバシ、ビックカメラ、ヤマダ電機など)の回収BOX
- ホームセンターの回収拠点
- 自治体の資源回収窓口や清掃事務所
- メーカー(Anker、ELECOMなど)のサポート回収
膨らんだものは回収BOXに投函せず、必ず店員に直接手渡ししましょう。
✅ まとめ
- 膨らんだモバイルバッテリーは 買い取り不可
- 中古市場では安全性の問題から流通禁止
- 扱いは「危険物の回収」であり、金銭的価値はゼロ
- 正規の回収ルートで安全に処分することが唯一の正解
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