以下は北海道・後方羊蹄山(蝦夷富士とも呼ばれる標高1,898m)におけるヒグマの出没状況、危険な季節、危険な場所を詳しく解説した内容です。
後方羊蹄山にクマは出没するのか、多いのか
- 後方羊蹄山は支笏洞爺国立公園の一部で、山麓から森林帯が広がり、原始的な環境が残っています。
- この地域にはヒグマが生息しており、出没の可能性があります。
- 山麓や中腹の森林帯では目撃例や痕跡が報告されており、登山者もクマの存在を意識する必要があります。
- 標高が高く森林限界を超える稜線や山頂付近ではクマの活動は少なめですが、登山道や山麓周辺では遭遇リスクがあります。
危ない季節(出没が増える時期)
- 春(5月〜6月)
冬眠明けで餌を求めて低地や山麓の森林帯を行動する。残雪期登山や山菜採りと重なる時期のため遭遇リスクが高い。 - 夏(7月〜8月)
高山植物やベリー類を食べるため活動が活発。沢沿いや水場で登山者と鉢合わせすることがある。 - 秋(9月〜11月)
最も危険な時期。冬眠前の栄養補給のため、ドングリ、ナナカマド、ヤマブドウなどを求めて広範囲を移動。登山口や低標高帯でも出没することがある。 - 冬(12月〜翌4月)
基本的には冬眠しているため遭遇リスクは低い。ただし暖冬や餌不足の年は活動する個体がいる可能性がある。
危ない場所(遭遇リスクが高い場所)
- 森林帯や登山道沿い
視界が悪く鉢合わせしやすい。笹藪や低木林も注意。 - 沢沿い・渓流域
水場や食物が豊富でクマが通る「道」になりやすい。雪解け期や秋のサケ・マス遡上期は特に危険。 - 果実の豊富な広葉樹林
ナナカマド、ヤマブドウ、ドングリなどが多い場所は秋に集中して出没する。 - 登山口周辺・駐車場・キャンプ場
人間の食べ物や残飯に惹かれて近づくことがある。
クマの痕跡(遭遇前に気づけるサイン)
- 足跡や糞(木の実や毛が混ざる)
- 樹木に残る爪痕や樹皮剥ぎ
- 笹藪や地面を掘り返した跡
- 強い獣臭
まとめ(後方羊蹄山のクマ事情)
- 後方羊蹄山はヒグマが生息する山であり、山麓〜森林帯で出没リスクがある。
- 危険な季節は春(冬眠明け)と秋(冬眠前)。夏も沢沿いや水場は注意が必要。
- 危険な場所は森林帯・沢沿い・登山口・キャンプ場周辺。
- 山頂付近や稜線は出没頻度は少ないが、アプローチ区間での遭遇に注意。
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