【クーラー】エアコンつけても冷えないのは何故なの？【冷房】

エアコンを「冷房（クーラー）モードでつけても冷えない」場合、原因は主に以下の3つのグループに分かれます：

🔧【1】エアコン本体や冷媒系の異常（機械的な故障）

これはもっとも重大な原因で、冷えないトラブルの多くがこれに該当します。

● 冷媒ガス（フロンガス）が漏れている・減っている

• エアコンは冷媒ガスを循環させて冷風を出します。
• ガスが抜けていると、風は出ても冷たくならないのが特徴です。

🔍 チェック方法：

• 室外機の配管に霜がついていないか確認
• 運転ランプが点滅していないか確認（自己診断）
• 修理にはガス補充＋漏れ箇所の修理が必要

● 室外機の故障（コンプレッサー・ファンなど）

• 冷房中は室外機が熱を外に出す役目。動いていないと冷えません。
• 室外機のファンが回っていない、振動音がしない場合は要注意。

🔍 チェック方法：

• 室外機に耳を近づけて「ウーン」という音がするか確認
• 全く動作音がなければ故障の可能性大

● 室内・室外の温度センサーの故障

• センサーが異常を検知して誤作動し、冷房が止まったり出力が弱くなることがあります。
• 自己診断機能（ランプ点滅）で異常を検知する機種もあります。

🧼【2】フィルターや環境による冷却性能の低下（汚れ・設置条件）

● 室内機のフィルターが目詰まりしている

• 吹き出す風が弱くなり、部屋が冷えにくくなります。
• 月1回の掃除が推奨されています。

🔧 対処法：
→ 電源を切ってから、フィルターを取り外して水洗い＆乾燥

● 室外機の吹き出し口がふさがれている／直射日光

• 室外機の周りに物を置いていたり、壁との距離が近いと放熱できず冷却効率が落ちます。

🔧 対処法：
→ 室外機の前後50cm以上を空け、日除けをつけると効果的

● 室内の熱源が多い（カーテンなし、日光直撃、家電の熱など）

• 特に西日が当たる部屋や鉄筋コンクリート最上階は非常に熱がこもりやすく、冷房が追いつかないことがあります。

🔧 対処法：
→ 遮光カーテン、サーキュレーター併用などで補助冷却

🔄【3】設定・操作ミスや動作仕様によるもの

● 設定温度が高すぎる／除湿モードになっている

• 冷房にしたつもりが「除湿（ドライ）」だったり、28℃設定だと冷えにくく感じることも。

🔍 チェック方法：
→ リモコン表示を確認。「冷房」＋「25℃以下」で一度試す

● 風量が「微風」や「自動」になっている

• 自動風量だと省エネ優先で風が弱くなりがち。冷えるのが遅いことも。

🔧 対処法：
→ 風量を「強」にしてしばらく様子を見る

● エアコン運転直後はまだ冷えないのが正常

• 室内機の送風が先に始まり、冷風が出始めるまで1～3分かかる機種もあります。

🚨【4】修理が必要なサイン

✅【確認チェックリスト（自分でできる）】

• リモコンの設定は「冷房」になっているか？温度設定は25℃以下か？
• 室外機は動作しているか？（ファン音・振動あり）
• 室内機のフィルターは掃除したか？
• 窓やドアを開けっぱなしにしていないか？
• 室外機の前に物が置かれていないか？
• エアコンは10年以上使っているか？

📌【まとめ】