生ウニが生臭いのは普通なの？傷んでるの？

生ウニが生臭く感じる理由にはいくつかの要因があります。以下では、その原因を詳しく解説し、危険性の有無や新鮮なウニを見分けるポイントについても説明します。


—

1. 生臭さの原因

(1) 新鮮さの低下

新鮮なウニは基本的に生臭くありません。

ウニは非常にデリケートな食材で、獲れた直後から劣化が進むため、時間が経つと風味が落ち、生臭さが強くなります。

特に夏場は劣化が早く、保存状態が悪いと臭いが発生しやすいです。


(2) ミョウバンの影響

市販されているウニの多くは**ミョウバン（硫酸アルミニウムカリウム）**という保存料に漬けられています。

ミョウバンは苦味や生臭さを感じさせる原因の一つです。

**無添加のウニ（塩水ウニ）**を選ぶと、ミョウバン臭がなく、自然な甘みが感じられます。


(3) ウニの種類や産地の違い

種類や産地によって風味が異なるため、慣れていない種類のウニを食べると「生臭い」と感じることがあります。

例えば、バフンウニやムラサキウニは甘みが強く、アカウニはややクセがあります。

北海道や岩手のウニは甘みが強い傾向にあり、九州や海外産は風味が異なることがあります。



—

2. 危険性はあるのか？

(1) 劣化したウニの危険性

劣化したウニを食べると食中毒のリスクがあります。

特に、腐敗したウニは下痢、腹痛、嘔吐を引き起こすことがあります。


(2) ウニの保存方法が重要

生ウニは冷蔵で2～3日程度が賞味期限の目安です。

常温保存はNGで、必ず冷蔵庫で保存しましょう。

保存中に変色、異臭、ネバつきがある場合は食べないようにしてください。



—

3. 生臭さを避けるポイント

(1) 塩水ウニを選ぶ

無添加の塩水ウニは、ミョウバンによる生臭さがないため、より新鮮で自然な味を楽しめます。


(2) 信頼できる店舗で購入する

信頼できる魚屋や、鮮度管理が徹底している店舗で購入するのが安全です。


(3) 食べる前に臭いをチェック

ウニを食べる前に異臭がしないかを確認しましょう。

新鮮なウニの香りは磯の香りであり、不快な臭いはしません。



—

4. まとめ

生ウニが生臭く感じる場合、新鮮さが落ちている可能性があります。特に異臭が強い場合は食べるのを避け、無添加の塩水ウニを選ぶのが良いでしょう。