回転寿司の**「アナゴ」は、実は魚種・産地・加工方法**が価格帯やメニュー名で明確に分かれています。
結論から言うと――安い=代替魚や輸入加工、高い=本アナゴに近づく。その実態を網羅的に解説します。
結論(最短)
- 100円前後の「アナゴ」=本アナゴではないことが多い
- 主流は「マアナゴ」か、そっくりな代替ウナギ系
- 価格が上がるほど本物・部位・加工品質が上がる
- 「煮あなご」「一本穴子」は本アナゴ率が高い
① 回転寿司の「アナゴ」とは何の魚?
日本で本来のアナゴは マアナゴ。
ただし回転寿司では次の3系統が使い分けられます。
主な候補
- マアナゴ(真穴子)
→ 日本の正統派。高コスト - ウナギ類(アナゴ代替)
→ 輸入・養殖・安定供給 - 加工アナゴ(冷凍・開き)
→ 中国・東南アジア加工が主流
👉 表記が同じでも中身は別物。
② 価格帯別|回転寿司アナゴの正体
🔹 100円前後「アナゴ」
正体
- 冷凍加工品
- マアナゴ以外(ウナギ系含む)
特徴
- 柔らかいが繊維感が乏しい
- タレの味が強い
- 身が薄い
👉 “アナゴ味の蒲焼き”
🔹 150〜220円「煮あなご」「上あなご」
正体
- 冷凍マアナゴ
- 中国・韓国加工が多い
特徴
- ふっくら
- 身の甘みあり
- 骨切りが丁寧
👉 ここから“本物感”が出る
🔹 250円以上「あなご一本」「特上あなご」
正体
- 大型マアナゴ
- 店内仕込み or 高品質冷凍
特徴
- 身が厚い
- 口溶けが良い
- タレに負けない旨味
👉 寿司屋の評価ポイント
🔹 フェア・季節限定「江戸前穴子」
正体
- 国産マアナゴ(東京湾など)
特徴
- 脂が軽い
- 香りが良い
- 数量限定・高価格
👉 別格
③ メニュー名別|中身の傾向
| メニュー名 | 中身の可能性 |
|---|---|
| アナゴ | 代替 or 加工品 |
| 煮あなご | マアナゴ率↑ |
| 上あなご | 部位選別 |
| あなご一本 | 大型マアナゴ |
| 江戸前穴子 | 国産天然 |
④ チェーン別の基本傾向(代表例)
- スシロー
通常:加工アナゴ/フェア時に本アナゴ - くら寿司
価格優先の輸入加工中心/一本系は別枠 - はま寿司
煮あなご重視/タレ味で安定
👉 常設は加工、限定で本物
⑤ なぜ回転寿司は本アナゴを使いにくい?
理由①:供給が不安定
- 天然依存・漁獲減少
理由②:下処理が難しい
- 骨切り・煮工程が必須
理由③:タレで誤魔化せてしまう
- 味の差が出にくい
👉 コストと手間の壁
⑥ 見分け方(実用)
- 身が薄く均一 → 低価格加工
- 繊維がほどける → マアナゴ
- 皮が柔らかい → 高品質
- タレが薄くても旨い → 本物
⑦ よくある誤解
❌「アナゴ=全部マアナゴ」
→ 違う
❌「安いのは偽物」
→ 代替だが用途として成立
❌「ウナギと同じ」
→ 脂質・香りが別物
🔚 まとめ(本質)
回転寿司のアナゴは
「本アナゴを中心に、代替魚と加工技術で階層化されたネタ」
| 価格 | 中身 |
|---|---|
| 100円 | 加工・代替 |
| 中価格 | 冷凍マアナゴ |
| 高価格 | 大型マアナゴ |
| 限定 | 国産天然 |
一言で言うと
アナゴは“タレで化けるが、本物は隠せない”ネタ


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