ツキノワグマ(一般的に「クマ肉」としてジビエに使われることがある)の肉を食べられる場所は 日本国内にもあります。ただし、「どこでも常に食べられる」「メニュー化されている」というわけではなく、地域・店舗・時期・法律・流通の条件がかなり限定されています。以下に「食べられる場所」「注意すべき点」「探すためのヒント」を詳しく解説します。
✅ 食べられる場所・事例
日本国内でツキノワグマ肉を提供・販売している例はいくつか確認できます:
- かたつむり(岐阜県山県市)では「熊茸(クマ+キノコ)鍋」など、ツキノワグマ肉を使った料理を出しているという紹介があります。
- 長野県塩尻市奈良井宿の宿泊施設&レストラン BYAKU Narai が「ツキノワグマを使った特別料理プラン」を提供していた例があります。
- ネット販売でも、長野県遠山郷のジビエ専門店(たとえば 肉の鈴木屋)で「熊肉(天然)/ツキノワグマ」を取り扱っているという商品案内があります。
- 石川県白山市「白山ジビエ」など、熊肉を含めたジビエ料理を提供しているホテル・宿泊施設の案内もあります。
⚠️ 注意すべき点・制約
食べるにあたって以下の点をよく知っておく必要があります:
- 流通量が非常に少ないため、メニューにあっても「限定数」「予約制」「時期限定」であることが多い。例えば「1日6名限定」「冬の期間限定」など。
- 法律・衛生管理が必要:野生動物の肉を食用にするには狩猟・解体・鮮度管理・加熱処理などの手順が関わってきます。
- 季節・獲れ具合・地域が味を左右:例えば晩秋〜初冬に捕れた脂ののった個体が「最も美味しい」と言われることがあります。
- 価格が高め・提供が不定期:ジビエとして希少性があるため、一般的に肉や提供価格は高くなりがちです。
- 安全性の確保:適切に処理されたものを選ぶ必要があります(寄生虫・加熱不足のリスクなど) ― 前提として「信頼できる店舗/販売者」であることが重要です。
🔍 探すためのヒント・ポイント
いざ「クマ肉を食べたい」と思ったとき、以下のポイントを参考に探すのが良いでしょう:
- 地域の ジビエ専門店/山里の宿泊施設/猟師直営店 を探す。
- 「熊(クマ・熊肉・熊鍋)」などのキーワード+地域名で検索(例:長野県熊鍋、岐阜県熊ジビエ)
- メニューに「ツキノワグマ(または ‘月の輪熊’/‘熊’)」と明記されているか確認
- 提供時期を尋ねる:「いつ出しているか」「予約が必要か」など
- 衛生面・処理体制を確認:輸送・冷凍・加工(「天然」「山猟」など記載あり)をチェック
- 通販を利用する場合も、販売者が狩猟・処理施設を明示しているかどうかを確認


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