以下は ahamo の eSIM 開通時に「エラーで設定できなかった」場合 に現場で使える、優先度順・原因別の対処法をできるだけ具体的にまとめたガイドです。端末やエラー表示によって対処が変わるので「まずこれを試す」「次にこれを試す」という順で書きます。スクショやログを残す方法、サポート連絡用テンプレも最後に用意しています。
優先度高い「まずやること」(5分で試せる)
- Wi-Fiに接続してから再度操作する(eSIM追加は多くの端末でWi-Fi必須)。
- 端末を再起動。
- 画面の日時を「自動(ネットワーク)」にする(日時ズレで認証失敗することあり)。
- OS(iOS/Android)とキャリア設定アップデートがないか確認して最新化。
- 物理SIMが入っているなら一旦抜いてからやってみる(競合回避)。
よくあるエラー表示 と 原因・即効対処
以下は実際に出やすい表示例と“原因の目安”+“試すべき対処”です。
- 「アクティベーションに失敗しました / Activation failed」
原因:QRの有効期限切れ、サーバー応答失敗、SM-DP+情報の誤入力。
対処:QRを再表示/再発行、Wi-Fiで再試行、手動でSM-DP+/アクティベーションコード入力。 - 「モバイル通信プランを追加できません」
原因:既存のeSIMプロファイルと競合、端末制限、QRが一回限り。
対処:既存eSIMを削除→再追加、別端末でQRを開きスキャン、再発行依頼。 - 「無効なアクティベーションコード / Invalid activation code」
原因:コピー誤り、期限切れ、別回線用コード。
対処:コードを正確にコピペ、ahamo画面で再取得。 - 「圏外/ネットワークに接続できません」
原因:開通処理未完了、APN未設定、物理SIMの影響。
対処:端末再起動、モバイル通信プランが有効になっているか確認、APNを手動で設定(必要時)。 - 「この契約は使用できません」「利用できないプランです」
原因:契約状態(未支払い・MNP未完了・契約未反映)やahamo側処理。
対処:ahamoアプリで開通状況確認、チャットサポートへスクショ送付。 - 「ネットワーク認証エラー / Authentication error」
原因:SIMロック(端末が別キャリアロック)や契約情報不一致。
対処:端末がSIMロック解除済みか確認、必要なら購入元で解除手続き。 - 「不明なエラーコード(数字や英語)」
原因:さまざま。
対処:エラーコードのスクショ取得→チャットに貼る(コードがサポートの手がかりになる)。
機種別(代表)での具体的操作(よくある画面遷移)
※機種・OSで文言が違います。該当しそうなものを順に試してください。
iPhone の手順(参考)
- Wi-Fiにつなぐ。
- 「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信プランを追加」。
- カメラでQRを読み取る。読み取れない場合は画面の下に「手動で追加」や「詳細を入力」という項目が出ないか探す。
- 追加後、設定→モバイル通信で該当プランが有効になっているか確認。
- うまくいかなければ:該当プラン→「この契約を削除」→再追加。
- ネットワーク設定のリセット:設定→一般→転送またはリセット→リセット→ネットワーク設定をリセット(Wi-Fiパスワードが消えるので注意)。
Android(Pixel / Galaxy 等)の手順(代表)
- Wi-Fi接続。
- 設定→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「+(モバイルプランを追加)」や「eSIMを追加/SIMをダウンロード」を選択。
- QRを読み取るか、詳細(SM-DP+アドレス/アクティベーションコード)を手入力。
- ダウンロード後、モバイルデータを有効にして再起動。
- 既存eSIMが干渉している場合は古いeSIMを削除してから再登録。
高度なトラブルシュート(それでもダメなとき)
- QR画像の読み取り方法の工夫:PCや別スマホでQRを拡大表示し、対象端末で読み取る。印刷も有効。
- 手動でSM-DP+/アクティベーションコード入力:ahamo申し込み画面やメールに載っているはず。端末の「詳細入力」画面から入力。
- eSIM再発行:ahamoサイト/アプリで「再発行」操作を行う(スクリーン指示に従う)。再発行後は古いQRは使えない。
- MNP(番号移行)中の場合:MNP処理が完了していないと開通できないことがあるので、ahamoの処理状態を確認(My ahamo/申し込み履歴)。
- SIMロック確認:端末が別キャリアにロックされているとeSIM追加不可。購入元でSIMロック解除手続きを。
- APN手動設定:自動でつながらない場合、APNを手動で設定(ahamoは通常自動だが、機種によっては手入力が必要)。
- 端末のeSIM数制限:機種によって保存できるeSIMプロファイル数に上限がある。不要なプロファイルを削除。
- 最終手段:初期化:端末側の根深い不具合疑い時のみ。必ずバックアップを取ってから。ショップでスタッフと一緒に行うことを強く推奨。
サポートに連絡(ahamoチャットが基本)する前に用意する情報
サポート対応を速くするため、次を用意しておくと良いです。
- 契約電話番号(またはメール/申込ID)
- 使用端末の機種名・OSバージョン(例:iPhone 14 / iOS 18)
- IMEI(設定→情報)/EID(eSIM用ID)/ICCID があればコピー
- QR発行日時・スクショ(PDF)/開通ボタンを押した日時
- 表示されたエラー文言のスクショ(必須)
- 試した手順を箇条書き(再起動、物理SIM抜去、ネットワーク設定リセット等)
サポート送信用テンプレ(コピペして使えます)
【件名】 eSIM開通エラー(再発行・確認希望)
契約電話番号:XXXXXXXXXX
端末:例)iPhone 14 / iOS 18
IMEI:XXXXXXXXXXXXXXX
EID / ICCID:XXXXXXXXXXXX(ある場合)
QR発行日時:YYYY/MM/DD HH:MM
表示されたエラー文言:〔スクショ添付〕
試した操作:再起動、Wi-Fi接続、物理SIM取り外し、ネットワーク設定リセット 等
希望:eSIMの再発行/開通状態のリモート確認/対応手順の指示
ショップ持ち込みについての注意
- ahamoはオンラインブランドのため、公式サポートはチャットが基本。
- 店舗で対応してもらえる場合があるが、docomoショップでの対応は有料または断られることがある(店舗により扱いが異なる)。
- 持ち込む場合は端末・本人確認書類・申込情報・スクショを持参するとスムーズ。
エラーコード別のヒント(補足)
- エラーに数字コードが付いている場合、その数字をチャットに貼るとサポートが原因を特定しやすい。
- 「401」「403」「5xx」系の表示は認証やサーバー通信の問題を示すことが多く、再試行/再発行/サポート確認が有効。
まとめ(優先順位)
- Wi-Fi 接続 → 再起動 → OS/キャリア更新 → 物理SIM取り外し。
- QR再読み取り(別端末で拡大表示や印刷)→ 追加。
- 既存eSIM削除→ 手動でSM-DP+入力→ 再追加。
- ahamoアプリで再発行 → 再トライ。
- チャットサポートへスクショ添付で連絡(上のテンプレを使う)。
- 店舗は最終手段(有料/対応不可の可能性あり)。
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