【ローソン100】ビールって100円均一で買える？売ってない？【ダイソー・セリア】

「100円均一」とは基本的に「100円（＋税）で商品を提供する」というコンセプトのお店ですが、ビールのようなアルコール飲料は、たとえ100円ショップであっても 100円では販売されない ことがほとんどです。
なぜそうなるのか、理由を詳しく解説します。

① 酒税法による制限

日本では 酒税法 によってアルコール類に税金（酒税）が課せられます。
ビールの酒税は以下のように課税されています（2025年現在の目安）：

例えば、ビール350ml缶で考えると、製造コスト・流通コスト・利益とは別に、この酒税がまず上乗せされます。
つまり、税金だけで50円前後かかっているわけです。

100円均一で販売するには、酒税だけで半分以上取られてしまうため、採算が合いません。

そもそもアルコール類を販売するには「酒類販売業免許」が必要です。
100円均一ショップは、すべての店舗がこの免許を持っているわけではありません。
免許を取るのも手間とコストがかかるため、そもそも販売自体していない店舗も多いです。

ビールは原料も製造コストもそれなりにかかります。
たとえば、1本あたり

などを合わせると、100円では原価すら回収できない ことが普通です。

ビールなどのアルコール飲料は、スーパーやドラッグストアなどでも薄利多売ですが、最低でも200円弱くらいが相場です。
100円ショップは「原価が安くて大量仕入れできる商品」が得意なので、ビールは扱いが難しいのです。

一部の100円均一（例えばダイソーなど）では、**ミニサイズのチューハイやカクテル（135ml〜200mlくらい）**が販売されることがあります。
これも、酒税が安く、容量が少ないから実現できています。