パチンコ屋では、デビットカードも基本的には使えません。その理由を詳しく解説します。
1. 風営法に基づく規制
パチンコ屋は「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)」に基づいて営業しており、
この法律では、遊技に使用するパチンコ玉やメダルの購入手段として現金のみを想定しています。
- デビットカードは利用と同時に銀行口座から即座に引き落とされるため、厳密には「現金と同等」とも考えられますが、カードを介した取引そのものが避けられているのが現状です。
2. サンド機(現金投入機)の仕様
パチンコ台の横に設置されている「サンド機」と呼ばれる現金投入機は、ほとんどの店舗で紙幣と硬貨にのみ対応しています。
デビットカードを読み取るための機器(カードリーダー)は基本的に設置されておらず、対応していません。
- そのため、仮にカードで支払いたくても物理的に不可能です。
3. クレジットカードと同様の問題点
デビットカードはクレジットカードとは異なり「即時決済」ですが、利用者の多くは「カードでギャンブルしている」という印象を持ちやすく、
ギャンブル依存症対策の観点からも、業界全体としてカード決済を導入しない姿勢を取っています。
- 利用者保護の観点から「現金のみで遊技を行わせる」ことが望ましいとされているため、デビットカードも制限対象とされがちです。
4. 一部の例外
まれに、大型店舗の敷地内に設置されている両替機やATMではデビットカードが使える場合があります。
ただしそれは「現金を引き出すための機能」であり、遊技台で直接デビットカードを使うことはできません。
結論
パチンコ屋では、デビットカードを使って直接遊技のための支払いを行うことは基本的にできません。法律上の制約と業界の運用慣行によって、現金決済のみが許容されているためです。
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