「お盆期間中はパチンコ・パチスロの釘や設定が渋いのか?」について、業界の営業戦略、ホールデータ、プレイヤーの体感をもとに、詳しく解説します。
✅ 結論:お盆は“超回収営業”が基本。釘・設定ともにかなり渋くなる傾向が強い。
お盆(8月13〜16日頃)は、パチンコホールの「三大回収期」のひとつとされ、以下のような営業になります:
- 設定はベタピン(1~2)中心
- 釘は通常より締めている
- 稼働は高いが、還元する意図はほぼない
🧠 三大回収期とは?
業界では、次の3つの時期が「超回収営業」になるのが常識です:
- ゴールデンウィーク(5月)
- お盆(8月)
- 年末年始(12月末~1月初旬)
これらは「来店客が多い=出さなくても売上が立つ」ため、設定や釘を甘くする必要がないと判断されます。
🎰 スロット編:お盆の設定事情
▶ 特徴:
- 設定1・2が中心(ベタピン営業)
- 看板機種でも中間設定止まり
- 高設定は“おとり”として1台~数台置くかどうか
▶ なぜここまで低設定になるのか?
- 旅行帰りの客や普段来ないライト層が多い
→ 設定推測せずに回してくれる - 「家族で打ちに来た」などの一見客が多く、出してもリピーターにならない
- 稼働が高いから低設定でも十分に利益が取れる
📝 実際には、人気台やジャグラーでも 全台設定1でフル稼働するような日も珍しくありません。
🛠 パチンコ編:釘の締め具合
▶ 釘の傾向
- ヘソが明らかに狭い(等価でボーダー-3~5回転が当たり前)
- ステージ乗り入れが削られている
- 電チュー周辺も増えづらくなっている
▶ 実際の現象
- 「朝イチはまあまあ回ったのに、午後から急に回らなくなった」と感じる
→ これは、回収釘の錯覚か、玉質が悪くなった(熱でクセが変化)などの要因もあり。
👥 お盆期間中の客層と営業戦略
客層の特徴 | 店側の意図 |
---|---|
普段パチンコを打たない層が多い | 高設定やボーダー釘の価値が伝わらない |
家族連れや帰省客が多くリピーターになりにくい | 還元しても意味がない |
とにかく稼働率が高い | 低設定&回収釘でもフル稼働 |
📊 データで見るお盆営業の実態(例)
あるデータ公開店の例(2023年お盆のスロット全体データ):
日付 | 機械割平均 | 差枚(1台平均) |
---|---|---|
通常営業日 | 98.5% | -250枚 |
お盆期間 | 96.0% | -600枚 |
→ お盆中は普段の2倍以上の回収ペースになっていたことが分かります。
❓「でも、一部出てるように見えるんだけど…?」
これにはいくつか理由があります:
- 高稼働で必ず“偶発的な爆発台”が出る
- 看板台(番長、スマスロなど)にピンポイントで1台だけ高設定を混ぜて“出てるように見せる”
- 出ている台の印象が強く残り、全体としての回収具合が見えにくくなる
✅ まとめ:お盆営業の特徴
項目 | 内容 |
---|---|
パチンコの釘 | 基本的に締められる。ボーダー割れ多数 |
パチスロの設定 | 1〜2が大半。中間設定すら希少 |
客層 | 普段打たない一見客・ライトユーザー中心 |
稼働状況 | 非常に高い(朝からフル稼働の店舗も多い) |
店の営業方針 | 「出さなくても打つから抜けるだけ抜く」営業 |
🎯 打つならどうする?
- お盆中でも“イベント日”や“特定強い機種”がある店に絞る
- データサイトで前年度のお盆の出方をチェックする
- “朝から満席”=“出る”ではないと心得る
🛡️ 最後に
お盆は“打ちたくなる時期”であると同時に、“最も負けやすい時期”の一つです。
「娯楽と割り切る」「軍資金を決める」など、冷静な立ち回りがとても大切です。
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