ホームセンターが寒く、気温が低く感じやすい原因と、暖房を使っても暖まらない場合の対策を、建物構造・売り場特性・利用者/従業員の両視点から詳しく解説します。
ホームセンターが寒くなりやすい主な原因
① 倉庫型構造・天井が非常に高い
最大の原因
- 天井高7〜12m以上が多い
- 暖気が上部に溜まり、床付近が暖まらない
- 空間容積が大きく、暖房効率が極端に悪い
② 出入口・シャッターの開閉が多い
- 大型自動ドア、資材搬入口が頻繁に開閉
- フォークリフトや台車の出入り
- 外気が大量に流入する
③ 建物の断熱性能が低い
- 鉄骨造・プレハブ系が多い
- 壁・天井・床から冷気が侵入
- 倉庫同様の構造で保温性が低い
④ 冷える売り場が多い
- 園芸・木材・ブロック・建材売り場
- 外気に近く、ほぼ屋外扱いの区画もある
- コンクリ床が常に冷たい
⑤ 空調がゾーン管理されていない
- 売り場が広すぎて細かい温度調整が困難
- 一部だけ暖房が効かない「寒冷ゾーン」が発生
- レジ・通路・資材売り場で体感差が大きい
⑥ 商品優先・コスト重視の運営
- 植物・資材・塗料などの品質維持
- 光熱費削減のため暖房を弱め
- 快適性より運営効率重視
ホームセンターが寒い時の対策(利用者向け)
① 防寒前提で来店する
- 冬は屋外に近い感覚
- コート・ダウン着用のまま買い物
- 手袋・ニット帽も有効
② 滞在時間を短くする動線
- 目的売り場を先に回る
- 下見→購入を分ける
- 寒い建材・園芸売り場は最後に
③ 比較的暖かいエリアを活用
- レジ周辺
- 生活用品・日用品売り場
- ペット・家電コーナー(ある場合)
暖房を使っても暖まらない時の対策(店舗側)
① サーキュレーター・大型送風機
最重要
- 天井の暖気を床へ押し下げる
- 大型ファンで循環を強制
- 暖房効率が体感で大幅改善
② ゾーン別暖房・局所暖房
- レジ・サービスカウンターを重点的に
- 遠赤外線ヒーター
- 足元パネルヒーター(従業員用)
③ 入口・搬入口の冷気遮断
- エアカーテンの強化
- ビニールカーテン・間仕切り
- シャッター開放時間の短縮
④ 床冷え対策
- ゴムマット・断熱マット敷設
- レジ・作業エリアを重点対策
- 冷気遮断だけで体感温度が変わる
⑤ 空調運用の見直し
- 自動運転を避け暖房固定
- 開店前から暖房稼働で躯体を温める
- 営業時間帯で設定温度を変える
それでも寒い場合の現実的な割り切り
- ホームセンターは構造上
完全暖房はほぼ不可能 - 倉庫+売り場のハイブリッド施設
👉 **「レジ・人が滞在する場所だけ重点暖房」**が現実解です。
従業員向け追加対策
- 防寒インナー上下
- 断熱インソール・安全靴対応
- 足元ヒーター(火災対策必須)
まとめ
- ホームセンターが寒い最大原因は
倉庫型構造+天井高+断熱不足 - 暖房が効かないのは空間規模と運営制約
- 対策は
空気循環+局所暖房+入口遮断+個人防寒


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