三八地域（さんぱち、青森県の 八戸市 + 三戸郡 を含む地域）が「地震が多いか／どんな地震リスクがあるか」について、現在分かっていることをできるだけ詳しく整理する— 「多い／少ない」の判断は、地震の種類や規模によって微妙だから、特徴と注意点を含めて説明します。
🌏 三八地域を含む青森県の地震リスクの全体像
- 青森県全体は、地震リスクが「太平洋側沖合のプレート沈み込み」「日本海側縁（地殻の境界）」「陸域の浅い地震」のいずれかによって揺れを受ける可能性がある地域とされている。
- 過去には、巨大地震＋津波を伴うもの（例えば 明治三陸地震 (1896年)、 三陸地震 (1933)、 東北地方太平洋沖地震 (2011年) など）が、青森沿岸を含む太平洋沿岸地域に大きな被害をもたらした歴史がある。
- つまり、地震・津波リスクはゼロではなく、「沿岸部を含む広域の防災対策」が必要、というのが県および学術機関の見解。
📍 三八地域（八戸市・三戸郡あたり）の地震状況
実際に、最近も「三八上北地方（つまり三八地域を含むエリア）」を震源とする地震が報告されている。例えば：
- 2022年7月22日、震源が三八上北地方で、マグニチュード約 5.1、震源の深さ約90kmの地震があり、最大震度4を記録。
- 2025年8月14日にはマグニチュード約 3.8、震源深さ90kmで震度2の地震。
- 2025年9月6日にも、規模小さめ（M2.0、震度1）の地震があった、との報道。
- 過去には、2016年に「深さ約10km、M4.6」の地震で、最大震度5弱を観測したこともある。
→ つまり「たまに揺れる地域」ではある。だが「頻繁に大きな地震が続く」というわけでもなく、揺れの規模・頻度は限定的。
🔎 なぜ「地震は“多い”とも“少ない”とも断言しづらい」のか
判断が難しい理由は以下：
- そもそも「どのくらい“多い”か」は比較対象による。たとえば、関東・東海のように常に地震が多い地域と比べれば、青森は“多くない”と言えるが、日本全国で見れば「地震リスクあり」の部類。
- 三八地域で起きているのは、浅い地震（地殻内）だけでなく、沖合のプレートが原因の地震 — 震源の深さも様々。
- また、巨大地震は不定期で、数十年スパンで起きる可能性がある（過去に例があるが、いつまた来るかは予測が難しい）。
✅ “地震対策を前提に生活するべき地域”という認識が安全
結論として、三八地域は「地震がまったく起きない地域」ではなく、“いつか起きる可能性がある地震・津波”を見据えて備えるべき地域、というのが妥当。特に以下の点で注意したほうがいい：
- 沿岸部（太平洋側）では津波の可能性を常に考慮
- 家屋の耐震性、非常用持ち出し袋、避難場所の確認など日頃からの備え
- 浅い地震・プレート境界型どちらにも対応する防災意識
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