iPhoneでeSIMを誤って削除してしまった場合について、キャリアごとの仕組みを含めて詳しく解説します。iPhoneはeSIMの管理が独特なので、注意点が多いです。
1. 削除するとどうなる?
- iPhoneでeSIMを削除すると、その回線情報は端末から完全に消えます。
- 結果として 通話やデータ通信ができなくなる。
- 契約自体は残っているため、再発行すれば再設定可能ですが、削除したeSIMは元に戻せません。
2. 再発行の基本的な流れ
- キャリアに再発行を依頼
- eSIM削除後は、必ず新しいeSIMプロファイルを発行してもらう必要があります。
- キャリアによって手続き方法や手数料が異なります(後述)。
- 新しいeSIMのQRコードを取得
- SMSやメール、キャリアアプリなどで届く。
- iPhoneに再設定
- 設定 > モバイル通信 > モバイル通信プランを追加 > QRコードを読み取る
- iOSの指示に従って回線を有効化
3. キャリア別の再発行対応
キャリア | 再発行手続き | 手数料 | 備考 |
---|---|---|---|
ドコモ | ドコモショップ/オンライン | 4,950円(税込) | ahamoは1,100円 |
au | My au/ショップ | 無料(オンライン)/3,850円(ショップ) | 2025年9月以降オンライン無料 |
povo | povo2.0アプリ | 無料 | 完全オンライン対応 |
ソフトバンク | My SoftBank/ショップ | 無料(オンライン)/3,300~4,000円(店舗) | |
LINEMO | LINEMO公式サイト | 無料 | オンライン専用、店舗なし |
ワイモバイル | My Y!mobile/ショップ | 無料(オンライン)/3,300~3,850円(店舗) | |
楽天モバイル | アプリ/公式サイト | 無料 | 店舗は少なくオンライン前提 |
すべてのキャリアで共通して、削除したeSIMは復元できず再発行が必須です。
4. 再設定に必要なもの
- iPhone本体
- キャリアから発行された 新しいeSIM QRコード
- Wi-Fi環境(モバイル通信が使えない状態で設定するため)
- キャリアによってはログイン情報(dアカウント、au ID、楽天IDなど)が必要
5. 注意点・ポイント
- iPhoneは「eSIMクイック転送」機能がありますが、削除後は使えないためQRコードによる再設定が必要。
- 再発行の手続き中はモバイル通信が使えないので、Wi-Fi環境を準備しておく。
- 削除したeSIMは絶対に元に戻せないので、誤操作に注意。
✅ まとめ
- iPhoneでeSIMを削除しても契約は残るが、再発行が必須
- 再発行後、QRコードを読み込んで再設定する
- 手続き方法や手数料はキャリアによって異なる
- Wi-Fi環境とログイン情報を準備しておくとスムーズ
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