Android端末でeSIMを誤って削除してしまった場合について、詳しく整理しました。iPhoneと比べてAndroidは機種やOSバージョンによって手順や機能が若干異なるので注意が必要です。
1. 削除するとどうなる?
- eSIMを削除すると、端末から回線情報が消えるため 通話やデータ通信ができなくなります。
- 契約自体は残っているため、再発行すれば再度利用可能です。
- 削除したeSIMは復元できず、同じプロファイルは使えません。
2. 再発行の基本的な流れ
- キャリアにeSIM再発行を依頼
- オンライン(アプリ・Myページ)または店舗で手続き
- キャリアによって方法や手数料が異なる
- 新しいeSIMプロファイル(QRコードなど)を入手
- SMS、メール、アプリなどで届く
- Android端末に再設定
- 設定 > ネットワークとインターネット > SIMカード > モバイル通信プランを追加
- QRコードを読み取り、端末の指示に従って回線を有効化
Android端末の中には「eSIM転送機能」に対応している機種があります。初期化や機種変更前に削除せず転送すれば、再発行不要で移行可能です。
3. キャリア別の再発行対応(Android共通)
キャリア | 手続き方法 | 手数料 | 備考 |
---|---|---|---|
ドコモ | ドコモショップ/オンライン | 4,950円(税込) | ahamoは1,100円 |
au | My au/ショップ | 無料(オンライン)/3,850円(店舗) | 2025年9月以降オンライン無料 |
povo | povo2.0アプリ | 無料 | 完全オンライン対応 |
ソフトバンク | My SoftBank/ショップ | 無料(オンライン)/3,300~4,000円(店舗) | |
LINEMO | LINEMO公式サイト | 無料 | オンライン専用、店舗なし |
ワイモバイル | My Y!mobile/ショップ | 無料(オンライン)/3,300~3,850円(店舗) | |
楽天モバイル | アプリ/公式サイト | 無料 | 店舗は少なくオンライン前提 |
いずれのキャリアも、削除したeSIMは復元できず再発行が必須です。
4. 再設定に必要なもの
- Android端末
- キャリアから発行された 新しいeSIM QRコード または転送コード
- Wi-Fi環境(モバイル通信が使えない状態で設定するため)
- キャリアによってはログイン情報(dアカウント、au ID、楽天IDなど)が必要
5. 注意点・ポイント
- Android端末でも「eSIM転送機能」がある場合は、削除前に機種間転送が可能
- 削除後は必ず再発行が必要で、QRコードを使って再設定する
- 再発行手続き中はモバイル通信が使えないので、Wi-Fi環境を準備しておく
- 削除したeSIMは 元に戻せない ため、誤操作には注意
✅ まとめ
- AndroidでeSIMを削除しても契約は残るが、再発行が必須
- 再発行後、QRコードや転送コードで端末に再設定する
- 手続き方法や手数料はキャリアによって異なる
- Wi-Fi環境とログイン情報を準備しておくとスムーズ
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