竜巻や突風で車が壊れたら保証して貰える?保険は下りる?

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渋滞 災害

竜巻・突風で受けた自動車の損害は、条件を満たせば任意の「車両保険(=自動車保険の車両補償)」で補償されることが多いです。ただし、補償の有無・範囲・支払条件・免責(自己負担)・等級への影響などは契約内容によって大きく変わります。以下、重要点を分かりやすく整理します。





1) まず押さえるべき基本(どの保険があてになるか)

  • 自賠責保険(強制保険):対人賠償(人の死傷)をカバーするのみ。自分の車の修理代は対象外です
  • 任意の自動車保険(=自動車保険)のうち、「車両保険」をつけている場合に、台風・竜巻・洪水などの風水災による車の損害が補償されるのが一般的です(ただし契約の型や特約で扱いが変わります)。

2) どんな場合に支払われやすいか(典型例)

  • 竜巻で車が吹き飛ばされて他物に衝突した・横転した。
  • 飛来物(看板・瓦・瓦礫・破片・飛来した木の枝など)でボディやガラスが壊れた。
  • 倒木・落下物で車が損壊した(※ただし原因が隣地の管理不良などであれば別途相手へ賠償請求できる場合あり)。
    これらは多くの車両保険の補償対象として扱われます(保険会社ごとの約款で細部が異なります)

3) 補償されない・要注意のケース

  • 地震・噴火・津波は、標準の車両保険では補償対象外であることが一般的(地震等は別の特約が必要な場合あり)。竜巻は「風災」に該当するため通常は対象になります。
  • 契約をしていない、保険料未納で失効している場合は当然対象外。
  • 「エコノミー型(補償を限定したタイプ)」など、契約の限定条件によっては一部(自損や当て逃げ等)が補償外になる場合があります。必ず保険証券・約款を確認してください。





4) 支払い金額の仕組み(修理・全損・GAP等)

  • 修理可能な損害:修理見積もり(修理代)を基に、保険金=修理費 − 免責金額(自己負担)で支払われるのが基本。支払上限は契約の保険金額(時価)まで。
  • 全損(廃車扱い):保険会社が「全損」と判定する場合は、時価相当額(車の評価額)を基準に支払われます。ローン残高が時価を上回る場合、GAP(ギャップ)保険を別途付けていれば残債を補填する商品もあります(GAPは任意で、全ての契約で使えるわけではありません)

5) 保険を使うと保険料・等級はどうなるか

  • 車両保険を使うと、**等級が下がる(翌年以降の保険料に反映)**場合が多いです。自然災害での車両保険利用は一般に「1等級ダウン事故」として扱われる例が多い(契約・会社により扱いが異なるので要確認)。等級ダウンの結果、次年度以降の保険料が上がる/「事故あり係数」が適用される期間が設定されることがあります。





6) 実際の手続き(被災直後にやること・注意点)

  1. 安全確保(まずは自分と周りの安全)→負傷者がいれば救護・119等。
  2. 写真・動画で証拠を残す(車の全景・損傷部分・周辺状況・日時・ナンバープレートが分かる写真)。
  3. 保険会社に速やかに連絡(災害時は窓口混雑するため、Webや指定番号の確認も)。
  4. 応急処置は可(雨漏り防止の養生など、二次被害防止のための仮修理は行って良いが、領収書や修理前の写真を必ず保存)。ただし、本格修理を始める前に保険会社へ連絡し、査定員の指示に従うのが安全です
  5. 車両を廃車にする/売却する場合は、保険会社と手続きを相談。勝手に解体・処分すると支払いに影響することがあるので要注意。





7) 第三者(隣家の木など)の責任について

  • 倒木や枝の落下で被害を受けた場合、樹木の所有者・占有者に「植栽・保存に瑕疵(管理不備)があった」と認められれば損害賠償を請求できる可能性があります。一方、豪雨や突風など「予見困難・不可抗力」による倒木は、所有者の責任が認められないこともあります(ケースバイケース)。まずは相手の対応・写真・証拠を残し、必要なら自治体相談や弁護士相談を。(中川法律事務所, 大阪弁辞典)

8) 公的支援・補助はどうか

  • 原則として「車」を直接補償する国の一律給付は基本的にありません(住宅再建支援などは住宅優先)。ただし、被災で廃車になった場合の**自動車税・重量税の減免や還付、地方自治体の独自支援(軽自動車税減免など)**が用意されることがあります。大規模災害時は自治体ごとの窓口や特例が出るので市町村の情報を確認してください。





9) 実務チェックリスト(すぐやること)

  • 写真(全景・損傷部)を複数角度で撮る。
  • 保険証券の写し(契約番号・補償範囲・免責金額)を準備。
  • 保険会社に連絡(事故受付番号を控える)。
  • 応急修理は領収書・写真を保存。
  • 隣地樹木など第三者が関係する場合は相手情報(分かれば)を記録。
  • ローン/リースが残っている車は契約先へ連絡(保険金の扱い、GAPの有無を確認)。





10) よくある質問(短答)

  • Q:停めている車が飛ばされて壊れた → A:車両保険があれば補償される可能性が高い(契約次第)。
  • Q:自賠責で直る? → A:いいえ。自賠責は対人のみで、車両補償は任意の車両保険に頼ります。
  • Q:保険を使うと保険料は上がる? → A:はい。等級ダウンや事故有係数の適用で保険料に影響します(自然災害利用で“1等級ダウン”扱いのケースが多い)。




 

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