パチンコやパチスロの大当たり中に停電が起きた場合に補償されるかどうかは、ホール(店舗)ごとの「ハウスルール」によるという点は非常に重要です。以下で、その背景・仕組み・補償の可否について詳しく解説します。
✅ 結論:
「大当たり中の停電時の補償は法律で定められていないため、基本的にはホール独自の“ハウスルール”に基づいて判断されます」。
🔍 なぜハウスルールに委ねられているのか?
1. パチンコ業界には「公的な補償規定」が存在しない
- パチンコ・パチスロはあくまで“遊技”として扱われており、法律上は「ギャンブル」ではないとされています。
- よって、停電などによる損失への補償は、国や業界団体が義務づけているものではありません。
2. 各店舗は「遊技約款(利用規約)」を独自に定めている
- ホールには「遊技約款」や「店内ルール(ハウスルール)」があり、その中にトラブル時の対応方針が明記されていることが多いです。
- 例えば、「天災・停電などの不可抗力による損害については責任を負いません」といった文言がある場合も。
🧠 店舗によって対応が分かれる例
状況 | 店舗A(補償する) | 店舗B(補償しない) |
---|---|---|
停電中に大当たり中 | 台の履歴を確認し、出玉相当分を補償 | 「不可抗力」として補償なし |
ボーナス準備中 | 残っていたメダル数を確認し、一部補填 | 記録がなければ対応不可 |
ART/AT中の強制終了 | 再開させて続きから遊技可能 | 台がエラーで動かなければ終了 |
⚙ 補償を受けるためのポイント
- 自分の遊技台の番号を記憶・控える
- 復旧後、店員に状況を正しく伝えるために重要です。
- 可能であれば店員に事前に報告しておく
- 停電後すぐに「確変中でした」「AT中でした」などと伝えておくと対応がスムーズ。
- 遊技履歴・台データをもとに確認される
- ホールの台管理システムには、過去の大当たりや履歴が残るため、それを見て状況確認を行います。
⚠ 補償されない可能性が高いケース
- 非接触型ICカードの精算忘れと同様、プレイヤー側に明確な証拠がない場合
- 記録が失われた、または故障した台で正確な状態が確認できない場合
- 店舗のルールに「補償しない」と明示されている場合
📌 事前にチェックできること
- 店内に掲示されている「ご遊技に関するご案内」や「トラブル時の対応に関する注意事項」を確認。
- ホームページがある店舗なら、「よくある質問」「規約」欄で補償方針が書かれている場合もあります。
✅ まとめ
内容 | 詳細 |
---|---|
補償の有無 | 法律ではなく、ホールの「ハウスルール」による |
判断基準 | 台の履歴・状況・店員の確認など |
補償されるケース | 状態が確認できる、ルール上補償する店舗 |
補償されないケース | 不可抗力・履歴不明・ルール上非対応の場合 |
プレイヤーの対策 | 台番号の把握・店員への報告・冷静な行動 |
💡 アドバイス
パチンコ・スロットを頻繁に打つなら、常連のホールの対応方針を事前に把握しておくことが、トラブル回避に役立ちます。
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