パチンコ屋のWi-Fiを使うことで「位置情報がバレるかどうか」について詳しく解説します。
1. Wi-Fi利用だけで正確な位置情報が直接バレるわけではない
Wi-Fiに接続するだけでは、スマートフォンのGPS機能や位置情報サービスが自動的に外部に送信されるわけではありません。つまり、単にパチンコ屋のWi-Fiに接続しただけで、端末の正確な位置情報が店舗側に通知されることは通常ありません。
2. Wi-Fiのアクセスポイント情報から大まかな位置は推測可能
ただし、Wi-FiルーターのMACアドレス(BSSID)やSSIDは、特定の場所に設置されているため、これらの情報を使って大まかな位置(住所や建物名など)を推測することは技術的に可能です。
- GoogleやAppleなどの大手企業は、Wi-Fiアクセスポイントの位置情報データベースを持っており、端末が周辺のWi-Fi情報を使って自分の位置を推定する仕組みがあります。
- つまり、パチンコ屋のWi-Fiアクセスポイントはそのデータベースに登録されていれば、「このWi-Fiがある場所」は特定可能です。
ただし、これはスマホ側がWi-Fi情報を使って自分の位置を割り出すためのものであって、Wi-Fi提供者(パチンコ屋側)がユーザーの位置を直接取得しているわけではありません。
3. Wi-Fi提供者が利用者の位置情報を取得するには追加の仕組みが必要
パチンコ屋側が利用者の端末の位置情報を知るには、単なるWi-Fi接続だけではなく、以下のような方法が必要です:
- 店舗のWi-Fiにログインする際にメールアドレスやSNSアカウントで登録させて個人情報を紐付ける
- 専用アプリをインストールさせ、そのアプリを通じて位置情報を取得する
- 店舗内の監視システムやビーコン技術で端末の存在を検知する(位置はあくまで店内レベル)
これらの仕組みがなければ、Wi-Fi接続だけで個人の位置情報や特定の動きまで分かることはありません。
4. 位置情報はスマホの設定と許可次第
スマホ側で位置情報サービスがオンになっており、特定のアプリやブラウザが位置情報の利用許可を得ている場合は、そのアプリやウェブサービスを通じて位置情報が取得されます。この場合も、Wi-Fiの提供元とは直接関係ありません。
結論
パチンコ屋のWi-Fiを使うだけで、店舗側に利用者の正確な位置情報が直接バレることは基本的にありません。ただし、Wi-Fiアクセスポイント自体の位置は特定可能であり、利用者がログイン情報や専用アプリを使う場合には、位置情報が紐付けられる可能性はあります。基本的に、位置情報の取得はスマホの設定や利用するサービスの許可に依存します。
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