パチンコ屋の店員がたまに機械に向けてリモコンを使っている理由について、詳しく解説します。
1. 台の設定変更や操作確認
店員が使っているリモコンの主な用途のひとつは、遊技台の設定や状態の確認・変更です。具体的には以下のような作業に使われます:
- エラーの解除(玉詰まり、カード読み取り不良など)
- スタートチャッカーや各種センサーの動作確認
- 台のメンテナンスモードへの切り替え
- 内部プログラムの状態確認
通常営業中には設定変更(大当たり確率など)は行われませんが、リモコンで情報の閲覧やエラー対応を行うことはあります。
2. 玉やメダルの補充・回収モードの起動
リモコンは、メダル払出機や玉補給装置と連動していることもあります。たとえば、次のような作業時にリモコンが使われます:
- 払出しが止まった際の再起動操作
- 一定量の玉・メダルを手動で排出させる
- 補給作業中の動作モード切り替え
これにより、わざわざ台を開けずに外部から簡単な操作が可能になります。
3. 計数機や表示器との連携
店舗によっては、出玉計数機やスロットのクレジット表示機など周辺機器との連携のためにリモコンを使用しています。操作内容の例としては:
- 計数情報のリセット
- クレジットの初期化・修正
- 払い出し表示の強制更新
これらの操作は、エラー対応や客からの申告に基づく修正のために行われます。
4. セキュリティチェック・内部ログの確認
一部の高機能リモコンでは、台の動作ログやエラーログの確認が可能です。特定の挙動やトラブルに対して、何が原因だったかを特定するために、店員が台にリモコンを向けて操作をすることがあります。
5. デモや非稼働モードへの切り替え
開店前や閉店後、または整備中の時間帯に、リモコンを使ってデモ画面の表示切替や非稼働設定を行うこともあります。これにより、誤って遊技を開始させないように制御できます。
以上のように、パチンコ屋の店員がリモコンを使っているのは、遊技台や関連機器の管理・点検・対応を行うためであり、不正な目的ではなく、日常的な業務の一環として正当な理由があります。
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