iPhoneでWi-Fi接続の際に「パスワードが正しいはずなのに接続できない」というトラブルは、珍しくありません。実はパスワード以外の要因で接続できないことも多くあります。ここでは考えられる原因と、それぞれの対策・対処法を詳しく解説します。
■ 原因①:Wi-Fiルーターの不具合や不安定な動作
● 対策
- ルーターの電源を入れ直す(再起動)
一時的な不具合は、再起動で直ることが多いです。
→ 電源を切って10秒ほど待ち、再度電源を入れてください。 - ルーターの接続可能台数を超えていないか確認
家庭用ルーターは同時接続台数が限られている場合があります。
■ 原因②:iPhone側の不具合・キャッシュの問題
● 対策
- Wi-Fiを一度オフにして再度オンにする
設定 > Wi-Fi でWi-Fiをオフ → 数秒後にオン - iPhoneの再起動
一時的な接続バグをリセットできます。 - ネットワーク設定のリセット
設定 > 一般 > 転送またはiPhoneをリセット > リセット > 「ネットワーク設定をリセット」
※保存されているWi-Fi情報などはすべて削除されます。
■ 原因③:Wi-Fiパスワードの入力ミス
● 対策
- 大文字・小文字・数字の打ち間違いがないか再確認
→ 似た文字(例:lと1、Oと0)に注意
→ コピー&ペーストした場合は余分なスペースが入っていないか確認
■ 原因④:IPアドレス取得に失敗している
● 対策
- 設定 > Wi-Fi > 対象のネットワーク名をタップ > 「このネットワーク設定を削除」
→ 再度パスワードを入れ直して接続し直す - IPアドレスの設定を「手動」または「自動」に切り替えてみる(詳細設定から変更可能)
■ 原因⑤:Wi-Fiルーターが古い/最新iPhoneと相性が悪い
● 対策
- 可能であればルーターのファームウェアを更新
- 新しいWi-Fi機器に買い替えも検討
→ iPhoneがWi-Fi6対応モデル(例:iPhone 12以降)の場合、古いルーターとの互換性が悪いことも
■ 原因⑥:MACアドレスフィルタリングが設定されている
● 解説
MACアドレスによって、接続できる端末を制限している場合、正しいパスワードでも接続できません。
● 対策
- ルーターの管理画面で、MACアドレス制限が設定されていないか確認する
- 必要に応じて、iPhoneのMACアドレス(設定 > 一般 > 情報 から確認)を登録
■ 原因⑦:iOSの不具合
● 対策
- iOSが最新か確認
設定 > 一般 > ソフトウェアアップデート
→ アップデートがあれば実行して不具合の修正を期待
【まとめ】
Wi-Fiのパスワードが合っていても接続できない場合は、以下の順で対処するとスムーズです:
- ルーターの再起動
- iPhoneの再起動やWi-Fiのオンオフ
- ネットワーク設定のリセット
- パスワード入力の見直し(スペースや文字間違い)
- MACアドレス制限やIP設定の確認
- iOSやルーターの更新
それでもダメな場合は、別の端末で接続できるか確認したり、ルーターの買い替え・サポートへの相談を検討してください。
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