iPhoneでWi-Fiに接続すると、モバイル通信(4G/5G)より逆に遅く感じることがあります。これはWi-Fi環境や設定に問題がある可能性が高いです。以下にその主な原因と対策・対処法を詳しく解説します。
■ 原因と対策①:ルーターの性能や距離の問題
● 原因
古いルーターを使っていたり、ルーターとの距離が遠い、間に障害物が多いと、Wi-Fiの速度が著しく低下します。
● 対策
- ルーターに近づいて接続してみる
- 2.4GHzと5GHzのどちらかに切り替えて試す(※5GHzの方が高速だが壁に弱い)
- 古いルーターの場合は買い替えも検討(Wi-Fi 6対応モデル推奨)
■ 原因と対策②:他のデバイスによる混雑
● 原因
家庭内で複数の機器(スマホ・PC・テレビ・スマート家電)が同時にWi-Fiに繋がっていると、通信が渋滞して遅くなります。
● 対策
- 一時的に他の機器のWi-Fi接続を切る
- 同時接続に強いルーター(MU-MIMO対応など)へ変更を検討
- ルーターの再起動で負荷をリセット
■ 原因と対策③:プロバイダの通信速度や回線混雑
● 原因
インターネットの契約回線が遅い、または時間帯(夜など)によって回線が混雑している可能性があります。
● 対策
- 通信速度をチェック(「Fast.com」や「Speedtest」など)
- 速度が極端に遅ければ、契約しているプロバイダ・プランの見直しを検討
- IPv6対応の高速プランに切り替えるのも有効
■ 原因と対策④:Wi-Fiアシスト機能の影響
● 原因
「Wi-Fiアシスト」機能がオンになっていると、Wi-Fiが遅いと自動でモバイル通信に切り替わるため、動作が不安定になることがあります。
● 対策
- 設定アプリ →「モバイル通信」→「Wi-Fiアシスト」をオフにしてみる
■ 原因と対策⑤:VPN・セキュリティアプリの干渉
● 原因
VPN接続やウイルス対策アプリが、Wi-Fi通信に影響を与えて速度低下を起こす場合があります。
● 対策
- VPN接続をオフにする
- セキュリティアプリを一時停止または削除して検証
■ 原因と対策⑥:iOSやアプリの不具合
● 原因
iOSの不具合やバックグラウンドでのアプリ通信が原因となることも。
● 対策
- iPhoneの再起動
- 最新のiOSへアップデート
- 「設定」→「一般」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」
【まとめ】
Wi-Fiが遅くなる主な原因は、
- ルーターの性能や設置環境
- 同時接続の混雑
- 回線そのものの問題
- VPNやアプリの干渉
まずはルーターの再起動・近づいて接続・ネットワークのリセットなどから試すのが効果的です。改善しない場合は、通信環境の見直しも検討してみましょう。
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