結論から言うと、
一般的な蚊は、正常な状態の網戸を通過することはほぼできません。
そのため、家の中で蚊を見つけた場合は、
- 網戸の破れ
- 網戸周辺の隙間
- 玄関の開閉
- 換気口
- エアコン配管の隙間
などから侵入した可能性の方が高いです。
なぜ蚊は網戸を通過できないのか
日本の住宅でよく使われる網戸は、
- 18メッシュ
- 20メッシュ
- 24メッシュ
程度です。
メッシュとは1インチ(約2.54cm)の中に何本の糸があるかを表します。
一般的な18メッシュの網戸の穴は約1mm前後です。
一方、蚊の体は種類によりますが、
- 胴体の太さ:約1~2mm
- 羽を含めるとさらに大きい
ため、通常は網目を通り抜けられません。
蚊の種類による違い
日本でよく見られる
- ヒトスジシマカ
- アカイエカ
- チカイエカ
なども、一般的な網戸を通過する能力はありません。
体が小さい種類でも、普通の網戸の穴を自由に通り抜けるほど小さくはありません。
「網戸を通過した」と思われるケース
① 網戸に穴が開いている
最も分かりやすい原因です。
蚊は数ミリの穴でも通れます。
特に
- 四隅
- ゴム周辺
- 端の部分
は劣化しやすい場所です。
② 網戸と窓枠の隙間
実際にはこちらの方が多いです。
網戸自体は無事でも、
- サッシとの間
- レールとの間
に隙間があると侵入できます。
③ 窓の開け方の問題
引き違い窓では、
網戸を閉めていても窓の位置によっては見えない隙間が発生することがあります。
このため
「網戸をしていたのに蚊が入った」
という現象が起こります。
④ 人と一緒に入る
蚊は人の周囲を飛び回ります。
そのため
- 帰宅時
- ベランダへの出入り
の際に、知らないうちに室内へ侵入することがあります。
⑤ 洗濯物や荷物に付着
蚊は衣類や荷物に止まることがあります。
そのまま室内に持ち込まれるケースもあります。
特殊な網戸の場合
非常に目の粗い網戸や古い網戸では話が変わります。
例えば、
- DIYで取り付けた粗いネット
- 農業用ネット
- 破損した網戸
などは蚊が通過できる可能性があります。
しかし住宅用として正常に設置された網戸なら問題ありません。
小さな虫は通過できることがある
蚊は通れなくても、
- ユスリカ
- キノコバエ
- コナジラミ
などの極小昆虫は網目を通過できることがあります。
そのため、
「小さい虫が入る=蚊も入る」
とは限りません。
まとめ
- 一般的な蚊は正常な住宅用網戸を通過できない。
- 蚊が部屋にいる場合は、網戸そのものよりも隙間からの侵入が原因であることが多い。
- 網戸の穴、サッシの隙間、玄関の開閉、換気口などが主な侵入口。
- 特殊に粗い網や破損した網戸でなければ、蚊が網目をすり抜けることはほぼない。
つまり、「蚊が網戸を突破した」というよりも、「どこか別の侵入口から入ってきた」と考えるのが現実的です。


コメント