スタッドレスタイヤを一年中(通年)装着して走行することは可能か、問題はないのかについて、安全面・法規・コスト・性能の観点から詳しく解説します。
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結論(要点)
法律的には問題ないが、実用面ではおすすめできない
理由は「夏場の性能低下・摩耗の早さ・燃費悪化・安全性低下」が大きいためです。
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① 法律・車検上の問題は?
✔ 日本では違法ではない
スタッドレスを夏に履いても道路交通法違反にはならない
車検も基本的に通る
❌ ただし注意点
残り溝が4mm未満だと車検不合格
ひび割れ・変形・異常摩耗があるとNG
「冬用タイヤ規制」が出ている道路で
→ 摩耗したスタッドレスは冬タイヤとして認められないことがある
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② 夏にスタッドレスを履く最大の問題点
1️⃣ 制動距離が長くなる(安全性低下)
スタッドレスは
柔らかいゴム
細かいサイプ(切れ込み) で雪・氷に強い設計
➡ 夏の乾燥路・雨天路では
ブレーキが効きにくい
例:
乾燥路の制動距離
夏タイヤ > スタッドレス(約1.2〜1.4倍)
高速道路では特に危険
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2️⃣ タイヤの摩耗が異常に早い
夏の高温(路面温度60℃以上)で
ゴムが溶けるように減る
1夏で残り溝が一気に減ることも
➡ 結果的に
冬に使えなくなる
タイヤ交換サイクルが早まり損
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3️⃣ 燃費が悪化する
転がり抵抗が大きい
ゴムが柔らかく変形しやすい
➡ 燃費が
5〜15%程度悪化するケースも
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4️⃣ 操縦安定性が悪い
ハンドルがフワフワする
高速走行・カーブで不安定
急ハンドルでヨレる
特に
背の高い車(ミニバン・SUV)
高速道路をよく使う人
には致命的
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③ 雨の日は大丈夫?
一見グリップしそうだが、実は弱点あり
新品に近い → まだマシ
摩耗したスタッドレス →
排水性能が落ち、ハイドロプレーニングの危険増
➡ 梅雨時は特に注意
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④ 「オールシーズンタイヤ」との違い
項目 スタッドレス通年 オールシーズン
夏性能 ❌弱い ⭕そこそこ
冬性能 ⭕強い △雪道まで
摩耗 非常に早い 普通
燃費 悪い 普通
通年使用 ❌非推奨 ⭕前提
「年1回しか雪が降らない地域」ならオールシーズンの方が現実的
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⑤ どういう人なら通年使用も「やむを得ない」?
以下の場合は限定的に許容されます。
年間走行距離が極端に少ない
速度を出さない(近所・下道のみ)
夏場はほぼ乗らない
タイヤ寿命を気にしない
それでも安全面の妥協は必要です。
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⑥ おすすめの選択肢
✔ ベスト
夏:ノーマルタイヤ
冬:スタッドレス
✔ 妥協案
雪が少ない地域 → オールシーズンタイヤ
❌ 非推奨
スタッドレスの通年使用
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まとめ
スタッドレスを一年中履くこと自体は違法ではない
しかし
制動距離増
摩耗が早い
燃費悪化
安定性低下
というデメリットが非常に大きい
安全・コスト両面で損をする
スタッドレスタイヤは一年中つけてても大丈夫?やばい?
〇〇って危険?

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