Apple Watchは耐水設計ですが、完全防水ではなく水没は故障リスクが非常に高い状態です。
水没すると内部の電子部品やバッテリーがショート・腐食する可能性があり、適切な対処が重要です。以下で詳しく解説します。
1️⃣ 水没時にまずやるべきこと(最優先)
- すぐにApple Watchを手首から外す
- 水没したまま装着していると、皮膚トラブルやショートの危険があります
- 電源を切る/充電ケーブルを外す
- 水没後は通電するとショートや発火のリスクがあるため、絶対に操作せず電源を切る
- 外側の水を拭き取る
- 柔らかい布やペーパータオルでやさしく拭く
- 内部には触れない
- 水分を内部に押し込まない
- ドライヤーやエアダスターは内部を圧迫して破損の原因になるため使用禁止
2️⃣ 水没後の安全な乾燥方法
- 風通しのよい場所で自然乾燥
- 直射日光・ヒーター・ドライヤーは避ける
- Digital Crownを回してウォーターロック解除
- Series 2以降は「ウォーターロック機能」でスピーカー内の水を排出可能
- 「設定」→「ウォーターロック」→解除操作
- 乾燥時間の目安
- 最低でも12〜24時間自然乾燥させる
- 強制通電は絶対にしない
3️⃣ Appleサポートへの連絡
水没後は、自己判断で充電・操作せず、Appleサポートに相談が最も安全です。
- Apple サポート公式ページ
- 「水没した/内部に水が入った」を報告
- 状況に応じて修理・交換対応を案内
⚠️ 注意:水没は保証対象外になる場合があるので、自己判断で操作すると修理費用が高額になることがあります
4️⃣ 水没の原因とリスク
原因 | 詳細 | リスク |
---|---|---|
Series 1以前のモデル | 生活防水レベルで水泳不可 | 水没で即故障 |
高温・長時間の水中 | 50m耐水でも水圧や温度で内部浸水 | 電子部品ショート、画面曇り |
非純正バンド装着 | 密封性が低く水が入りやすい | 内部腐食 |
シャワー・お湯・温泉 | 高温・化学物質でシール劣化 | 内部浸水・故障 |
5️⃣ 水没後にやってはいけないこと
NG行為 | 理由 |
---|---|
電源を入れる/充電する | ショート・発火の危険 |
ドライヤーや電子レンジで乾燥 | 内部破損、火災リスク |
分解する | 有毒ガス・感電・破損の危険 |
強く振る・押す | 水が内部に拡散して腐食が進む |
6️⃣ 水没後の予防策
- 耐水性能を確認して使用
- Series 2以降は50m耐水、Ultraは100m耐水
- Series 1や初代は水に濡らさない
- バンドやケースは純正推奨
- 密閉性の低い非純正バンドは水が入りやすい
- 高温水や温泉は避ける
- 防水シールの劣化リスクがある
- 定期的にウォーターロック解除・排水確認
- 水泳後は必ずウォーターロックを使って水を排出
7️⃣ まとめ
状況 | 対処法 |
---|---|
水没した | 手首から外す・電源オフ・充電停止 |
水が残っている | 柔らかい布で拭く・自然乾燥 |
内部に水が入りそう | ドライヤー・振動はNG |
修理 | Appleサポートに相談(保証外の可能性あり) |
予防 | 耐水性能の確認・ウォーターロック使用・高温水は避ける |
💡 ポイント
Apple Watchは「耐水」であって完全防水ではありません。
水没時は通電せず自然乾燥→公式サポートに相談が最も安全な対応です。
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