iOSアップデート後にiPhoneがリンゴループ(Appleロゴのまま固まる)時の対策・対処法
iOSのアップデート直後に Appleロゴから進まない(リンゴループ) トラブルは非常に多く発生します。これは「iOSの読み込みに失敗している」状態であり、ソフトウェア的リカバリで解決できることが多いです。以下で詳しく解説します。
✅ よくある原因
- アップデート途中に電源が切れた(充電不足)
- アップデートデータが破損した
- iOSとアプリや設定が競合した
- 脱獄・非公式カスタマイズの影響
- まれにハードウェア(バッテリー・ストレージ・基板)の不具合
🔧 対策・対処法(優先度順)
1. 強制再起動を試す(データは消えない)
まずはリンゴループを抜けられるか試します。機種別に操作が違うので注意。
- iPhone 8以降(X, 11, 12, 13, 14, 15, 16系など)
- 音量「上げる」を押して離す
- 音量「下げる」を押して離す
- サイドボタンを Appleロゴが再表示されるまで長押し
- iPhone 7 / 7 Plus
- サイドボタン + 音量下を同時に長押し → ロゴ再表示まで保持
- iPhone 6s以前(ホームボタンあり)
- ホームボタン + 電源ボタンを同時に長押し → ロゴ再表示まで保持
➡ 一時的なソフトエラーならこの操作で起動できることがあります。
2. リカバリーモードで「更新(Update)」を実行(データ保持の可能性あり)
強制再起動で直らない場合はPCが必要になります。
手順
- iPhoneをケーブルでPC(MacまたはWindowsのiTunes)に接続。
- 上記の「強制再起動」と同じ手順を行い、**リカバリーモード画面(ケーブルとPCのマーク)**が出るまでボタンを押し続ける。
- PCに「更新」または「復元」の選択肢が出る。
- 更新(Update) を選ぶ → iOSを再インストールしながらデータを残す試みを行う。
- 失敗した場合は再度試す(ネット環境の安定も重要)。
3. リカバリーモードでもダメな場合 → DFUモード(最終手段、データ消去の可能性大)
DFUモードは「ファームウェアレベルから完全に再インストールする」方法です。多くの場合は 復元(Restore)しか選べないためデータは消えます。
- 例:iPhone 8以降
- 音量上げ → 音量下げ → サイドボタン長押し(画面が消えるまで)
- すぐに「サイド + 音量下」を5秒押す
- サイドだけ離し、音量下はさらに10秒押し続ける
- 画面が黒いままPCが「リカバリーモードのiPhoneを検出」と表示 → DFU成功
その後、**iTunes / Finderで「復元」**を実行してiOSを入れ直す。
4. どうしても改善しない場合
- ケーブルやPCを替えて再挑戦(純正Lightning/USB-Cケーブル推奨)
- Apple正規サポート(Genius Bar/正規修理店)へ持ち込み
- 保証(AppleCare+)が有効か確認
- データ救出を最優先したい場合は、非公式のデータ復旧業者に依頼する手もある(ただし高額)
💡 今後の予防策
- アップデートは必ず 充電しながらWi-Fi接続 で実施
- バッテリー残量50%以上で開始
- 直後にトラブルが多いメジャーアップデートは、1週間程度待って安定版が出てから更新
- こまめに iCloudまたはPCにバックアップ
✅ まとめると:
- 強制再起動
- リカバリーモードで「更新」
- ダメならDFUモードで「復元」
- それでも直らない → 修理・サポートへ
コメント