【iPhone17・Air】iOSをアップデートしたらiPhoneの電源が入らなくなった時の対策・対処法【Pro・ProMAX・16e・SE】

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iOSアップデート後にiPhoneが電源が入らない時の対策・対処法(詳解)

iOSアップデート中やアップデート直後にiPhoneが起動しなくなる(画面が真っ黒・Appleロゴで止まる・電源が入らない)トラブルはよくあります。以下は原因の切り分けと、順を追った実用的な対処法です。操作は上から順に試してください。データ消失の可能性がある手順は明記します。





まず一言(重要)

  1. 可能ならアップデート前に常にバックアップ(iCloud/iTunes/Finder)を取っておくのが最善です。
  2. 「更新(Update)」はデータを残す可能性がありますが、「復元(Restore)」は初期化されるので最終手段と考えてください。
  3. ハードウェア(バッテリー膨張・水没・落下)の疑いがある場合は無理に分解せず、Apple正規サービスへ相談してください。

最短チェックリスト(まずこれを試す)

  1. 充電ケーブル・アダプタを変えて30分以上充電(別のUSBポート/別の電源でも試す)。
  2. ケースを外す・充電ポートのゴミを確認(乾いた柔らかいブラシで軽く掃除)。
  3. 強制再起動(機種別の操作を下に記載)。
  4. 強制再起動でダメならリカバリーモードで「更新(Update)」を試す(コンピュータ必須、データ残る可能性あり)。
  5. リカバリーモードで更新できなければDFUモード→復元(Restore)(最終手段、データは消える可能性が高い)。

1) 電源が入らない・黒いまま の基本確認(物理的)

  • 30分以上充電する(バッテリーが完全放電している可能性)。
  • ケーブル/ACアダプタ/USBポートを別のものに替える(純正ケーブルが理想)。
  • 本体が過度に熱く/膨らんでいないか確認。膨張や発熱がある場合は充電を止め、サービスに相談。
  • ライトニング(またはUSB-C)ポートにゴミやほこりが詰まっていないか確認。やさしく掃除。
  • ワイヤレス充電対応機はワイヤレス充電台に置いてみると反応することがある。





2) 機種別:強制再起動(まず試すべき最初の操作)

強制再起動はデータを消さずにOSを強制的に再起動します。アップデート失敗後に効くことが多いです。

  • iPhone 8 / X / XR / XS / 11 / 12 / 13 / 14 / 15 / 16 系(Face ID機含む)
    1. 「音量を上げる」ボタンを素早く押して離す。
    2. 「音量を下げる」ボタンを素早く押して離す。
    3. 側面(サイド)ボタンをAppleロゴが出るまで長押し。
  • iPhone 7 / 7 Plus
    • 「サイド(電源)ボタン」と「音量下げ」ボタンを同時にAppleロゴが出るまで長押し。
  • iPhone 6s / SE(第1世代)などのホームボタン付き機種
    • 「ホームボタン」と「サイド(またはトップ)ボタン」を同時にAppleロゴが出るまで長押し。

強制再起動で起動しない場合は次へ。


3) リカバリーモード(Recovery Mode)で**更新(Update)**を試す(データが残る可能性あり)

準備:Mac(macOS 10.15 Catalina以降はFinder)、またはWindows / 古いmacOSではiTunesを最新にしておく。PCに接続できるケーブルを用意。

リカバリーモードへ入れる方法(機種別)

  • iPhone 8以降:PCに接続 → 音量上げを押して離す → 音量下げを押して離す → 側面ボタンを押し続け、リカバリーモード画面(ケーブルとPCアイコン/PCとケーブルのイラスト)が出るまで保持。
  • iPhone 7 / 7 Plus:PCに接続 → サイド + 音量下を同時に押し続け、リカバリーモード画面が出るまで保持。
  • iPhone 6s 以下:PCに接続 → ホーム + サイド(またはトップ)を同時に押し続け、リカバリーモード画面が出るまで保持。

PC側で出る選択肢:Finder/iTunesが「問題のあるiPhoneを検出しました。更新または復元が必要です」と出ます。

  • 「更新(Update)」を選択:iOSを再インストールしつつデータを保持する試み。時間がかかる。
  • 更新で失敗したら「復元(Restore)」:工場出荷状態に戻ります(データ消失)。必ず最終手段として。

※更新が複数回失敗する場合は別のPCを試す(ドライバ/iTunesの問題を除外)。


4) DFUモード(Device Firmware Update) — 最終手段(高度・データ消去の可能性大)

  • 注意:DFUは画面が真っ黒のまま(表示なし)でPCに「復元」可能なデバイスとして認識させるモードです。多くの場合「復元(Restore)」操作が必要になり、データは消えます。

DFUモード(代表的手順)

以下はよく使われる手順。タイミングが重要です。画面に何も表示されない(黒い)ことが成功の目安。PCのiTunes/Finderに「リカバリーモードのiPhoneが検出されました」と出ます。

  • iPhone 8以降 / Face ID機
    1. PCに接続しiTunes/Finderを起動。
    2. 「音量上げ」押して離す → 「音量下げ」押して離す。
    3. 側面ボタンを長押し(画面が消えるまで)→ 画面が消えたら、側面ボタンと音量下ボタンを同時に約5秒間押し続ける。
    4. 5秒後に側面ボタンだけを離し音量下ボタンはさらに約10秒間押し続ける。
    5. 画面が黒のままで、PCがデバイスを検出したら成功(その時点でDFU)。できなければ再試行。
  • iPhone 7 / 7 Plus
    1. PCに接続。
    2. サイド(電源)ボタン+音量下ボタンを同時に約8秒間押す。
    3. 8秒後にサイドだけを放し、音量下はさらに約10秒押し続ける。
    4. 画面が黒でPCに検出されたらDFU成功。
  • iPhone 6s / 6s以前 + ホームボタン機
    1. PCに接続。
    2. サイド(またはトップ)+ホームボタンを同時に約8秒間押す。
    3. 8秒後にサイドだけを放し、ホームはさらに約10秒押し続ける。
    4. 画面が黒でPCに検出されたらDFU成功。

成功したら:Finder/iTunesで「復元(Restore)」を実行(最新のiOSを入れ直します)。復元は端末を初期化します。





5) リカバリ/DFUで失敗する・物理故障の可能性がある場合

  • 別のPC・別のUSBケーブル(できれば純正)で再試行。
  • Windowsの場合、Apple Mobile Device Service とドライバが正常か確認。
  • バッテリーが完全に壊れている・充電回路が壊れている場合は起動不可。
  • 本体が膨張・水没・強い衝撃を受けている場合は無理に充電や分解をしない。Apple正規修理店へ相談。
  • Appleサポート(チャット/電話)またはApple Store予約(Genius Bar)で診断を受ける。保証(AppleCare+)があるか確認。

6) データを取り戻したいときの注意点

  • DFU/復元を実行するとデータは消えるため、復元前にiCloudバックアップがないか確認(iCloudバックアップは端末が起動していれば「設定」→ユーザー → iCloud → バックアップで確認)。起動しない状態でのデータ救出は専門業者に依頼する必要があります(高額・成功保証なし)。
  • Apple正規店は基本的にデータ復旧サービスを行わないので、データ重視なら専門のデータ復旧業者に相談するしかない場合があります。

7) よくある原因(まとめ)

  • アップデート中の電源断/バッテリー切れでOSが破損した。
  • アップデートファイルの不整合(ダウンロードの途中中断など)。
  • アプリ・脱獄(Jailbreak)などによるシステム改変でブート不可に。
  • ハードウェア故障(バッテリー、充電回路、ロジックボードの故障)。
  • 水没や落下による内部損傷。





8) 予防策(今後のために)

  • iOSアップデート前にiCloudまたはPCに必ずバックアップを取る。
  • アップデート時は電源に接続(充電しながら)し、バッテリーが充分 (>50%)であることを確認。
  • リーク報告や不具合情報が多いメジャーアップデート直後は、数日待って小規模パッチが出てから更新することも選択肢。
  • 脱獄環境やカスタムOSなどを使っている場合は最新iOSへすぐ更新しない(互換性問題)。

最後に(まとめ)

  1. まずは充電 → ケーブル/アダプタ交換 → 強制再起動。
  2. ダメならリカバリーモードで「更新(Update)」を試す(PC必須)。
  3. それでもダメならDFUモード→復元(Restore:データ消失の可能性あり)。
  4. ハード故障や自己診断で危険な症状(膨張・焼け臭い・過度発熱)がある場合は直ちに使用を中止しAppleサポート/正規サービスへ。




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