eSIMの読み方と意味を、由来や背景も含めて詳しく説明します。
1. 読み方
- 英語: イーシム(/iː sɪm/)
- 日本語: カタカナで「イーシム」と読むのが一般的
- SIMは「シム」と読むため、「eSIM」=「イーシム」という発音になります。
2. eSIMの意味
eSIMは「embedded SIM(エンベデッド・シム)」の略です。
- embedded … 「埋め込まれた」「組み込み型の」という意味
- SIM … 「Subscriber Identity Module(加入者識別モジュール)」の略称
つまり、**「端末にあらかじめ埋め込まれたSIMチップ」**という意味になります。
3. SIM(シム)とは?
- SIMは、携帯電話やスマホで通信会社の回線を使うために必要な加入者情報を保存するICカードです。
- 中には契約者のID(IMSI)、暗号化キー(Ki)、通信設定などが記録されています。
- 従来はカード型で差し込む必要がありました。
4. eSIMと普通のSIMの違い(意味の観点から)
- 従来のSIM: 取り外し可能なカード型
- eSIM: 端末内部に組み込み、取り外し不要・遠隔で書き換え可能
ここで「embedded」が意味するのは、ハード的に端末の中に固定されているということです。
5. 関連用語
- eUICC
- eSIMの正式な技術規格名は「embedded Universal Integrated Circuit Card」
- eSIMという言葉は日常的な呼び方で、技術者の間ではeUICCと呼ばれることもあります
- iSIM
- 「integrated SIM」=さらに進化して、端末のメインチップ(SoC)に統合されたSIM
- 将来はeSIMからiSIMへの移行が進む可能性があります
📌 まとめ
- 読み方は「イーシム」
- 「embedded SIM(埋め込み型SIM)」の略
- 従来のSIMは差し替える必要があったが、eSIMは端末内蔵で遠隔設定が可能
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