古い米を食べる前に安全かどうかを見分けるには、視覚・嗅覚・触覚を使って判断することが大切です。以下に詳しく説明します。
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1. **見た目のチェック(視覚)
▶︎ 色の変化
通常の白米は、やや透明感のある白色です。
黄色味や灰色、茶色っぽい変色がある場合は、酸化やカビの可能性があります。
黒い点や斑点は、カビの胞子や虫のフンであることも。
▶︎ カビや異物の確認
緑、青、黒などのカビが目に見える場合は、迷わず廃棄してください。
虫(コクゾウムシなど)やその卵・幼虫が見つかることもあります。死骸があっても危険です。
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2. **においのチェック(嗅覚)
▶︎ 酸っぱいにおい
酸化した油のようなツンとする臭いは、米に含まれる脂質が劣化している証拠。
特に古い玄米は酸化しやすく、酸っぱい匂いが出やすいです。
▶︎ カビ臭・カビっぽい湿ったにおい
湿気を含んだ状態で保存された米は、カビ臭が出やすくなります。
「押入れ」や「ぬれた段ボール」っぽい臭いがしたらアウト。
▶︎ 異臭(腐敗臭・虫の臭い)
明らかに腐ったにおいや、**虫くさいにおい(生乾きの雑巾のような臭い)**がする米は絶対に食べないこと。
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3. **手触りのチェック(触覚)
▶︎ 粘りや湿気を感じる
通常の米はさらさらして乾燥しています。
べたつきやしっとり感があると、湿気を含んでいて劣化・カビのリスクが高いです。
▶︎ 粉っぽい感触
米袋の中に白い粉のようなものがたまっていたら注意。
これは虫が食べた跡だったり、カビの胞子だったりする可能性があります。
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4. 炊いた後の状態でも確認できるポイント
普段より変なにおいが立つ。炊き上がりに酸っぱい・カビっぽい・雑巾のような匂いが出るなら、古米の劣化のサイン。
粘り気が異常に強い、またはパサパサしすぎているなど食感がおかしい。
色が白くならずにくすんだまま。
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補足:保存状態で劣化は大きく変わる
冷暗所(10~15℃)で密閉保存されていれば、半年〜1年程度は問題ない場合も。
高温多湿な場所で保管していた米は、1か月〜3か月で劣化することもあります。
夏場の長期保管は特に注意!
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食べるか迷ったときの基準
少しでも「変かな?」と思ったら、無理に食べないのが安全。
加熱すれば多少の菌は死滅しますが、カビ毒(アフラトキシンなど)は加熱でも分解されません。
特にお子様や高齢者が食べる場合は、安全優先で判断してください。
【古米】古い米は食べる前に見分けられる?判断方法を解説【古古古米】

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