台風13号が来る前に個人ができる備蓄や対策は多岐にわたります。台風による被害を最小限にするために、しっかりとした準備が必要です。
ここでは、食料や水、緊急用品の備蓄から自宅の安全対策、情報収集や避難に関するポイントなど、台風に備えるためにできることを詳しく解説します。
1. 食料・水の備蓄
食料の備蓄
- 保存期間の長い食品: 缶詰、レトルト食品、乾パン、フリーズドライ食品、カップ麺など、長期保存が可能で調理が不要な食品を備蓄します。
- 調理の少ない食品: パスタ、米、オートミールなど、調理時間が短くて済むものもあると便利です。
- 非常食キット: 市販されている非常食キットを活用するのも有効です。これにはビスケットや水分の多い食品が含まれています。
- 菓子類や嗜好品: ビタミンや糖分を補給できるチョコレート、ビスケット、乾燥フルーツなどを用意しておくと、気分転換やエネルギー補給に役立ちます。
水の備蓄
- 飲料水: 1人あたり1日3リットルを目安に、3日分以上の水を確保します。家族の人数に応じて、ペットボトルやウォータータンクで水を備蓄します。
- 調理用・洗浄用水: 飲料水とは別に、調理や洗浄に使える水も準備します。バケツや浴槽に水をためておくことも有効です。
- 浄水器・浄水タブレット: 万が一の水不足に備えて、携帯用の浄水器や浄水タブレットを準備しておくと安心です。
2. 緊急用品の備蓄
ライト・照明
- 懐中電灯・ランタン: 電池式や充電式の懐中電灯、LEDランタンを用意します。部屋ごとに1台以上あると便利です。
- 予備電池・充電器: 懐中電灯やラジオ、モバイルバッテリー用の予備電池や充電器を準備します。
通信・情報収集
- ラジオ: 電池式または手回し式のラジオを用意し、最新の情報を入手できるようにします。
- スマートフォンの充電器: モバイルバッテリーやソーラー充電器など、電源が確保できない場合の充電手段を準備します。
医薬品・救急用品
- 救急セット: 絆創膏、包帯、消毒液、ピンセット、はさみなどを備えた救急セットを用意します。
- 常備薬・処方薬: 日常的に使用している薬や、持病がある人は必要な薬を多めに確保します。
- 衛生用品: マスク、消毒用アルコール、トイレットペーパー、ウェットティッシュなどを備蓄します。
衣類・寝具
- 防寒・防水衣類: 雨具、防寒具、帽子、手袋などを用意しておきます。
- 毛布・寝袋: 停電や避難生活に備えて、毛布や寝袋を準備します。
3. 自宅の安全対策
建物の補強
- 窓・扉の補強: 窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る、シャッターや雨戸を閉める、扉に補強材を取り付けるなどの対策を行います。
- 屋根・外壁の点検: 屋根の瓦がしっかり固定されているか、外壁に亀裂や損傷がないかを点検します。
屋内の安全対策
- 家具の固定: 本棚やタンスなどの大型家具を壁に固定し、転倒や移動を防ぎます。
- 危険物の収納: ガラス製品や刃物など、破損した際に危険なものは、安全な場所に収納します。
屋外の安全対策
- 飛散物の撤去: ベランダや庭にある自転車、植木鉢、物干し台など、飛ばされやすいものは屋内に移動させます。
- 排水溝・側溝の清掃: 自宅周辺の排水溝や側溝を清掃し、詰まりを解消しておきます。
4. 車両の安全対策
車両の移動・保護
- 安全な場所への移動: 車を持っている場合は、風雨の影響を受けにくい場所(立体駐車場や建物陰)に移動します。
- 車両保険の確認: 車両保険の契約内容を確認し、自然災害による被害が補償されるかどうかを確認します。
ガソリンの確保
- 給油の確認: ガソリンが十分か確認し、必要に応じて満タンにしておきます。台風後はガソリンスタンドが営業停止する可能性があります。
5. 避難に関する準備
避難場所の確認
- 避難場所の情報収集: 自宅の地域の避難場所を確認し、家族全員で共有します。高齢者や幼児がいる場合は、早めの避難を計画します。
- 避難経路の確認: 最寄りの避難場所までの経路を確認し、道路状況や河川の氾濫の可能性を考慮します。
避難時の持ち物
- 避難バッグの準備: 貴重品、非常食、飲料水、医薬品、予備の衣類、タオル、マスク、消毒用アルコール、ラジオ、スマートフォンの充電器、ライトなどを入れた避難バッグを用意します。
- 身分証明書のコピー: 免許証、保険証、パスポートなどのコピーを防水ケースに入れておきます。
6. 情報収集・連絡手段
緊急連絡先の確認
- 家族・知人の連絡先: 緊急時に連絡を取り合うため、家族や親戚、知人の連絡先を確認し、共有しておきます。
- 災害時用伝言板サービス: NTTや各携帯キャリアが提供する災害用伝言板サービスの利用方法を確認します。
気象情報の確認
- 気象庁・自治体の情報収集: 気象庁や自治体が発信する気象情報や避難情報を確認します。テレビ、ラジオ、インターネットを活用して最新情報を収集します。
7. 予備的な対策
ペットの避難対策
- ペットの餌・水・用品の準備: ペットを飼っている場合は、ペットの餌、水、リードやキャリーケースを準備します。
- 避難場所の確認: ペットを連れて行ける避難場所があるかどうかを事前に確認しておきます。
自治体の支援体制確認
- 支援体制・支援物資の確認: 自治体が提供する支援体制や支援物資の内容を確認し、必要な場合に備えておきます。
現金の準備
- 必要最低限の現金: 停電や通信障害によりキャッシュレス決済が利用できなくなる可能性があります。必要最低限の現金を用意しておきます。
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