Apple Account(旧Apple ID)は、iPhone・iPad・MacなどのApple製品でパスキーを利用できます。ただし、GoogleやAmazonなどのサービスと少し仕組みが違います。
特にApple Accountでは、「Apple Accountそのもののパスキー」と、SafariなどでWebサービスにログインするときの一般的なパスキーを混同しないことが重要です。
Apple Accountのパスキーについて
Apple Accountでは、基本的に
iPhoneのパスコード
+
Face IDまたはTouch ID
+
iCloudキーチェーン
などを利用して、Apple Accountを安全に保護します。
また、AppleはApple Accountへのサインインについて、パスワードに加えて2ファクタ認証を利用する仕組みを採用しています。
そのため、「Googleアカウントの設定画面にあるようなパスキーを追加する」という操作とは少し違います。
iPhoneでApple Accountを安全に設定する方法
① iPhoneを最新状態にする
まず、
設定 → 一般 → ソフトウェアアップデート
からiOSを最新の状態にします。
② Apple Accountにサインインする
設定
を開き、画面上部の自分の名前をタップします。
Apple Accountにサインインしていることを確認します。
③ 2ファクタ認証を有効にする
Apple Accountのセキュリティ設定を開き、
「2ファクタ認証」
が有効になっているか確認します。
Apple Accountを守るうえで非常に重要な設定です。
④ iCloudキーチェーンを有効にする
iPhoneでは、パスキーを保存・同期するためにiCloudキーチェーンが重要です。
設定から、
Apple Account → iCloud → パスワード
などを確認し、パスワードとパスキーの同期が有効になっていることを確認します。
iOSのバージョンによってメニュー名は多少異なります。
WebサービスのパスキーをApple Accountに保存する場合
例えばAmazonやGoogle、Microsoftなどがパスキーに対応している場合です。
Safariなどで対象サービスにログインし、
アカウント設定
↓
セキュリティ
↓
パスキー
↓
「パスキーを追加」
を選択します。
するとiPhoneで、
Face ID
または
Touch ID
または
iPhoneのパスコード
による本人確認を求められます。
認証すると、パスキーがiCloudキーチェーンに保存されます。
次回からのログイン
例えばAmazonにパスキーを登録した場合、
Amazonのログイン画面
↓
「パスキーでログイン」
↓
Face ID
↓
ログイン完了
という流れになります。
パスワードを入力する必要がなくなるため、非常に簡単です。
Face ID=パスキーではない
ここはAndroidの場合と同じで、非常に重要です。
Face ID
=本人確認方法
パスキー
=Webサービスにログインするための認証情報
です。
つまり、
Face IDで本人確認
↓
iCloudキーチェーンに保存されたパスキーを使用
↓
サービスにログイン
という仕組みです。
Apple Account自体を守る場合
Apple Accountについては、単純に「パスキーを追加する」というより、
重要なセキュリティ対策
- 強力なApple Accountパスワードを設定
- 2ファクタ認証を有効にする
- iPhoneに強力なパスコードを設定
- Face IDまたはTouch IDを設定
- iCloudキーチェーンを有効にする
- iOSを常に最新にする
- 信頼できる電話番号を確認する
という形で守るのが基本です。
「Apple Accountのパスキー」と「他サービスのパスキー」の違い
| 項目 | Apple Account | AmazonなどのWebサービス |
|---|---|---|
| 主な認証 | パスワード+2ファクタ認証など | パスキー |
| 本人確認 | Face ID・Touch ID・パスコードなど | Face ID・Touch ID・パスコードなど |
| パスキー保存 | Apple Account自体とは別の仕組み | iCloudキーチェーンなど |
| iPhoneとの連携 | 非常に強い | iCloudキーチェーンで同期可能 |
| 設定方法 | Apple Accountのセキュリティ設定 | 各サービスの「パスキーを追加」 |
結論
Apple製品では、
Apple Accountそのものを守る
→ 2ファクタ認証+強力なパスワード+Face ID/Touch ID+強力な端末パスコード
そして、
Amazon・Google・Microsoftなどの各サービスをパスキー化する
→ iCloudキーチェーンにパスキーを保存
と考えると分かりやすいです。
つまり、「Apple Accountにパスキーを設定する」というより、Appleの認証基盤を使って各サービスのパスキーを安全に管理するという考え方が、iPhoneでは分かりやすいです。


コメント