マンションは一見「気密性が高くて暖かい」と思われがちですが、条件次第では戸建てより寒く感じることも珍しくありません。
ここでは、マンション特有の寒さの原因 → 効果が高い対策 → 暖房しても暖まらない時の根本解決まで、実践レベルで解説します。
① マンションが寒く感じる主な原因
1. コンクリート(RC造)が冷える
- コンクリートは一度冷えるとなかなか温まらない
- 冬は建物全体が巨大な冷却体になる
👉 暖房しても「空気だけ暖かい」状態になりやすい
2. 窓の性能が体感温度を下げる
- 大開口サッシ
- アルミサッシ+単板ガラス
👉 マンションの寒さの8割は窓が原因
3. 角部屋・最上階・1階
- 外気に接する壁が多い
- 上下左右に住戸がない
4. 共用部が冷えている
- 廊下(外廊下)
- 階段・エレベーターホール
👉 玄関ドアから冷気侵入
5. 床スラブが冷たい
- 下階が無暖房・空室
- 駐車場・ピロティ
6. 換気システムによる冷気流入
- 24時間換気
- 給気口から冷気が入る
② マンションの寒さに効く優先度の高い対策
① 窓の断熱(最重要)
- 断熱フィルム
- 内窓(簡易タイプ)
- 厚手カーテン+床まで密着
👉 ここで体感が一変する
② 玄関ドアの冷気対策
- ドア内側に断熱シート
- ドア下隙間ガード
- 廊下側にカーテン設置
③ 床の冷えを遮断
- ラグ+アルミ断熱シート
- コルクマット
④ 暖気を循環させる
- サーキュレーターで下向き送風
- 天井の暖気を足元へ
⑤ 24時間換気の「冷え対策」
- 給気口に専用フィルター
- 風向き調整(完全密閉NG)
③ 暖房を使っても暖まらない理由
理由① 熱が窓から逃げ続けている
→ 暖房をつけても放熱しているだけ
理由② コンクリートが冷え切っている
→ 表面温度が低く輻射冷却が起きる
理由③ 暖気が天井に溜まる
→ 足元が寒いまま
理由④ エアコン能力不足
→ 専有面積ではなく体積が原因
④ 「暖房しても寒い」を解決する実践策
① 暖房+断熱をセットで考える
- 暖房=エンジン
- 断熱=ブレーキ解除
② 部屋全体を諦め、生活圏を暖める
- デスク周り
- ソファ・寝床
👉 電気毛布・パネルヒーターが有効
③ 夜の冷え込み前に先回り
- 日没前からカーテン閉
- 建物を冷やさない
④ 暖房は弱め連続運転
- ON/OFF厳禁
- 建物を冷やし切らない
⑤ やってはいけないNG対策
⚠️ 換気口を完全に塞ぐ
→ 結露・カビ・健康リスク
⚠️ 設定温度だけ上げる
→ 電気代だけ増える
⚠️ 壁に穴・内窓DIY
→ 管理規約違反の可能性
⑥ 条件別に特に寒くなりやすいマンション
- 外廊下型
- 角部屋
- 築20年以上
- 大開口サッシ
- ピロティ上の住戸
まとめ(結論)
マンションが寒い最大の理由は
**「コンクリート+窓+共用部冷気」**の組み合わせです。
✔ 窓を制する者が寒さを制する
✔ 暖房より断熱を先に
✔ 空気より“表面温度”を上げる
これを押さえれば、マンションでも体感温度は確実に改善します。


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