家や建物が**「夜だけ寒い」のは、とても典型的で、しかも対策を間違えやすい冷え方**です。
原因は暖房能力不足ではなく、夜にだけ起こる熱の逃げ方にあります。
ここでは
原因 → 夜の冷えに効く対策 → 暖房しても暖まらない時の本質的解決策
を、実践順で詳しく解説します。
① 夜だけ寒くなる主な原因
1. 日射が完全にゼロになる
- 昼は太陽熱で補われていた
- 夜は暖房だけが頼り
👉 暖房効率が一気に落ちる
2. 外気温が急低下する
- 日没後に一気に冷える
- 風が出ると体感温度はさらに低下
3. 窓・屋根からの放熱が最大化
- ガラスは夜に最も冷える
- 天井・屋根も外気に引っ張られる
4. 冷気が床に溜まる
- 夜は空気が動かない
- 足元から冷える
5. 暖房の出力・配置が夜に合っていない
- 昼基準の設定
- 空気だけ暖めている
6. 人や家電の発熱が減る
- 調理終了
- 照明・家電が少ない
② 夜の寒さに効く即効性対策
① 窓の断熱を「夜仕様」に切り替える(最重要)
- 厚手カーテンを床まで
- 隙間をふさぐ
- 夜はレース併用しない
② 暖房は「切らずに弱運転」
- ON/OFFより連続運転
- 設定温度を少し下げてOK
③ 空気を循環させる
- サーキュレーターで天井→床
- 暖気を足元へ
④ 足元を先に暖める
- ラグ
- ルームシューズ
- パネルヒーター
⑤ 夜専用のゾーニング
- 使わない部屋は閉める
- 階段・廊下を遮断
③ 暖房を使っても夜に暖まらない理由
理由① 放熱量が暖房能力を上回る
- 窓・屋根から逃げ続ける
理由② 建物自体が冷えている
- 壁・床が蓄冷状態
理由③ 暖気が逃げる構造
- 吹き抜け
- 階段
- ロフト
理由④ 設定温度だけ上げている
- 空気は暖かい
- 体感は寒い
④ 暖房しても寒い時の「正解の打ち手」
① 夜に熱を逃がさない
- 窓断熱シート
- 内窓
- 隙間風対策
② 冷え切る前に暖める
- 日没前から暖房ON
- 18〜19時が目安
③ 夜は「床・壁」重視
- ラグ+断熱シート
- 壁に家具を配置
④ 夜間専用暖房を追加
- 輻射式ヒーター
- オイルヒーター(補助)
⑤ やってはいけないNG対策
⚠️ 夜だけ設定温度を急上昇
→ 電気代爆増・体感改善なし
⚠️ カーテンを短くする
→ 冷気が流れ込む
⚠️ 全館を一気に暖めようとする
→ 逃げる熱に負ける
⑥ 効果の高い優先順位まとめ
1️⃣ 窓の夜間断熱
2️⃣ 暖房の連続弱運転
3️⃣ 空気循環
4️⃣ 足元対策
5️⃣ ゾーニング
結論
夜だけ寒い家の正体は
**「昼に得ていた太陽熱を失い、放熱が最大になる時間帯」**です。
- 夜は断熱を最優先
- 暖房は止めない
- 床と窓を重点的に守る
これを徹底すれば、夜の寒さは確実に改善します。


コメント