東海地方でもクマは出没します。特にツキノワグマが岐阜県や愛知県北部の山間部を中心に生息しており、地域によって出没の頻度や危険度が異なります。以下に詳しく整理します。
◆ 東海地方でクマが出没するか
- 岐阜県
飛騨地方や奥美濃の広い山岳地帯にツキノワグマが分布しています。長野県・富山県との県境付近は特に生息密度が高いとされ、集落近くまで下りてくることもあります。 - 愛知県
奥三河（設楽町、新城市、東栄町など）といった山深い地域で出没します。平野部や都市部ではまず見られませんが、山里に近い集落や林道では目撃例があります。 - 静岡県
静岡県西部（天竜地域など）では長野・愛知に接する山岳部で出没することがありますが、県全体では生息範囲は限られます。 - 三重県
紀伊半島北部ではクマはほぼ見られず、実質的に三重県での出没は非常に稀です。
◆ 出没が多い季節
- 春（4〜6月）
冬眠から目覚めたクマが餌を探し、里近くに現れることがあります。山菜採りや渓流釣りの人が遭遇しやすい時期です。 - 秋（9〜11月）
冬眠前にドングリやクリを求めて広範囲を動き回ります。特に餌が不作の年は人里へ出てきやすく、事故のリスクが高まります。 - 夏（7〜8月）
山奥にいることが多いですが、渓流沿いのキャンプ場や登山道で鉢合わせすることはあります。
◆ 危ない場所
- 山里や農作物の周辺
トウモロコシや果樹園などを狙って夜間に出没することがあります。 - ドングリやクリの多い広葉樹林
秋に特にクマが集中する場所です。 - 沢沿いや藪の中
水を求めて沢に下りてくるほか、笹薮や雑木林に隠れていることが多いです。 - 登山道や林道沿い
人の気配を避けながらも移動ルートとして利用しており、早朝や夕方に遭遇しやすいです。
◆ まとめ
東海地方では「岐阜・愛知北部」でクマが多く出没し、静岡西部や三重北部では稀。春と秋に危険度が高まり、里山や渓流沿い、広葉樹林帯、農作物周辺が特に要注意です。
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