「ボロアパート」と言われるような築年数が古く、設備が老朽化したアパートには、独特のメリットとデメリットがあります。以下に、それぞれを詳しく解説します。
✅ ボロアパートのメリット
1. 家賃がとにかく安い
- 一番のメリットはコストパフォーマンス。
- 築浅物件の半額以下で借りられることも多く、生活費を抑えたい人に最適。
2. 初期費用が抑えられる
- 敷金・礼金ゼロや、仲介手数料が安いケースが多い。
- 家具家電付きのこともあり、引っ越しが手軽にできる。
3. 即入居できることが多い
- 空室が多いため、申し込んですぐに入居できるケースが多い。
- 急な転勤・上京・退去後の仮住まいにも使いやすい。
4. DIYや改造の自由度が高い
- 物件の価値が低いため、原状回復の要求がゆるいことも。
- 自分で壁紙を貼る・棚を設置するなど、自由にいじれる可能性がある。
5. 住民同士の距離が近く、交流しやすい
- 昭和的な雰囲気で、ご近所付き合いがあることも。
- 孤立しにくく、防犯面でも良い影響がある場合も。
❌ ボロアパートのデメリット
1. 設備が古くて不便
- 風呂トイレが一体、和式トイレ、エアコンなし、コンセントが少ないなど。
- インターネット環境が整っていない場合もある。
2. 断熱・防音性が低い
- 壁が薄くて隣人の声が筒抜け。音トラブルが起きやすい。
- 夏は暑く、冬は極寒。エネルギー効率も悪く、光熱費が高くなりがち。
3. 虫・カビ・湿気の問題
- 古い建材や木造のため、ゴキブリ・ムカデ・シロアリなどが出やすい。
- 換気が悪く、カビが生えやすい。
4. セキュリティが弱い
- オートロックや防犯カメラがない。玄関や窓の鍵も古いことが多い。
- 女性の一人暮らしや貴重品管理には不安。
5. 資産価値が低く、修繕されにくい
- 大家が修繕費をかけず、壊れた設備が放置されやすい。
- 建て替え・取り壊しによる急な退去命令のリスクもある。
🌿 まとめ:ボロアパートは「割り切れる人」に向いている
観点 | メリット | デメリット |
---|---|---|
費用 | 家賃・初期費用が安い | 光熱費が高くなりがち |
住み心地 | DIY可、入居自由度高い | 設備・防音・断熱が悪く快適性が低い |
安全・衛生 | ご近所づきあいがあることも | セキュリティ・虫・カビなどの問題が出やすい |
長期性 | 仮住まい・一時利用に最適 | 長期的にはストレスがたまりやすく、老朽化リスクが高い |
こんな人におすすめ
- 貯金・節約を最優先したい人
- 短期間だけ住む予定の人
- DIYが好きな人
- 音や設備にあまりこだわらない人
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