ケシの花とネモフィラって似てるの?ネモフィラの丘は危険がいっぱい

当サイトではプロモーションを利用しています。

ネモフィラとケシの花は、どちらも春に咲く美しい花で、一見すると似ている印象を持つこともありますが、実際には形・大きさ・色・葉の特徴などに明確な違いがあり、見分けることはそれほど難しくありません。以下に、両者の特徴と違いを詳しく説明します。




1. 花の形と構造の違い

ネモフィラ(代表種:ネモフィラ・インシグニス)
花は直径3cm前後と比較的小さく、5枚の花びらが丸く広がった形で、中央に白い目玉のような模様があります。花は平面的で、やや地面に沿うように咲くことが多いです。

ケシ(代表種:ヒナゲシ、オニゲシなど)
花は直径5〜10cmとかなり大きめで、4枚の花びらが薄く、シルクのようにひらひらしています。中央には黒っぽい雌しべと多数の雄しべが密集しており、見た目に存在感があります。花は背が高く、立ち上がるように咲きます。


→花の大きさと質感、中心部の構造で大きな差があり、近くで見ればはっきりと異なります。




2. 色の違い

ネモフィラ
青紫〜淡い水色で、白い縁取りや中心部が白いものが多い。とても澄んだ青が特徴的です。

ケシ
赤・オレンジ・ピンク・白など多彩で、特にヒナゲシは鮮やかな赤が目立ちます。青系のケシは極めてまれです(「ブルーポピー」など特殊品種)。


→ネモフィラは青系、ケシは赤系が主流なので、色でも容易に区別できます。




3. 咲く姿勢・草丈

ネモフィラは高さ10〜20cmほどで、地面を這うような低い位置で咲きます。

ケシは茎がすっと伸びて40cm以上になることもあり、背が高く目立つように立って咲きます。


→咲く高さの違いも、遠目からでも区別する手がかりになります。




4. 葉の形

ネモフィラの葉は小さくて切れ込みがあり、ふんわりした印象。

ケシの葉は細長くてギザギザしており、ザラザラとした質感があることもあります。植物全体に白っぽい毛が生えている種類も多いです。





5. 見分けが難しくなる可能性がある状況

遠目で、かつ写真などで「青い花」「赤い花」などという色の違いが見えにくい状況で、葉や茎が隠れていると、花びらの形だけで少し似て見えることはあります。ただし、それも限られた条件下であり、通常の観察では混同しにくい花です。




結論

ネモフィラとケシは咲く季節が似ていて花畑などで同時期に見られることもありますが、花の大きさ・色・構造・草丈・葉の形など、複数の点で明確な違いがあるため、基本的には見分けやすい植物です。

特に「ネモフィラ=青くて低く咲く」「ケシ=赤くて高く咲く」と覚えておけば、まず間違えることはありません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました