iPhoneのテザリング機能を使っているのに、通信速度が遅くてイライラする…そんな経験ありませんか?ここでは、テザリングが遅いと感じたときの原因と具体的な対策を詳しく解説します。
🔍 主な原因と対処法
① モバイル通信の電波が弱い
- 原因:テザリングはiPhoneのモバイル通信(4G/5G)を使うため、iPhone自体の電波が弱いと速度も落ちます。
- 対処法:
- 窓際や屋外など、電波の強い場所に移動する
- 「設定 → モバイル通信 → 通信のオプション → 音声とデータ」で「4G」と「5G」を切り替えてみる(5Gが遅い場合、4Gのほうが安定することも)
② 接続方式による制限
- 原因:テザリングには「Wi-Fi」「Bluetooth」「USB」の3方式がありますが、それぞれ速度に差があります。
- 対処法:
- 最速&安定はUSB接続。パソコンとiPhoneをケーブルでつなげば高速&安定。
- Wi-Fi接続時は、iPhoneが5GHz帯を使えるならそちらを優先(2.4GHzより干渉が少なく速い)
③ 格安SIMやキャリアの制限
- 原因:一部の格安SIMや料金プランでは、テザリングに速度制限や使用制限がある場合があります。
- 対処法:
- 契約中のプランでテザリングの速度制限がないか確認
- 月間データ容量を超えていないか確認(超過後は速度が激減します)
④ 周囲のWi-Fi干渉
- 原因:マンションやオフィスなど、Wi-Fiが多く飛び交っている場所では干渉が起きやすく速度が落ちます。
- 対処法:
- iPhoneの「インターネット共有」をオフ→オンにしてリセット
- iPhoneと接続先の距離を近づける
- iPhoneのテザリングが5GHzに対応していれば自動でそちらに切り替える(ルーターなどと同様に速い)
⑤ iPhone側のリソース不足
- 原因:バックグラウンドで多くのアプリが動いていたり、iOSが古かったりすると処理が重くなり、通信にも影響が出ることがあります。
- 対処法:
- iPhoneを再起動する
- 使用していないアプリを終了する
- iOSを最新バージョンに更新する(設定 → 一般 → ソフトウェア・アップデート)
⑥ 接続先端末の問題
- 原因:受信する側(PCやタブレット)のスペックや設定の影響もありえます。
- 対処法:
- 接続先のWi-Fi設定を見直す(プロキシ設定やIP取得方法)
- 他の端末で接続しても遅いかどうかで原因の切り分けが可能
✅ まとめ:テザリングが遅い時のチェックポイント
チェック項目 | 対策例 |
---|---|
電波が弱い | 窓際・屋外へ移動、4G/5G切り替え |
接続方法がWi-FiやBluetooth | USB接続に変更 |
キャリア・SIMの制限あり | プランの見直し、使用データ量の確認 |
周囲の干渉が多い | 5GHz接続に切り替え、端末との距離を縮める |
iPhoneの処理が重くなっている | 再起動・不要なアプリ終了・iOS更新 |
接続先の端末の不調 | 他端末で接続を試す、PCのネットワーク設定確認 |
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